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AIコーディングのCognition、低コストで最上位モデルに迫る新コーディングモデル「SWE-1.7」を投入
自律型AIソフトウェアエンジニア「Devin」で知られるCognitionが、新しいコーディングモデル「SWE-1.7」を発表しました。同社がこれまでに開発した中で最も高性能なモデルとされ、Devinのウェブ・デスクトップ・コマンドライン各環境で利用できます。同社によれば、エージェント型のコーディングにおいて、GPT-5.5やClaude Opus 4.8といった最上位モデルに数ポイント差まで迫る性能を、大幅に低いコストで実現したとしています。
SWE-1.7は、中国Moonshot AIが公開したオープンモデル「Kimi K2.7」を土台に、強化学習(RL)を重ねて構築されています。すでに十分に学習された基盤モデルの上に、さらに追加学習で大きな性能向上が得られたことを、同社は「追加学習は頭打ちになる」という見方への反証として強調しています。推論はCerebras製チップ上で動作し、毎秒約1,000トークンという高速な生成が可能とされます。
数時間に及ぶ長時間・非同期のソフトウェア開発に最適化されている点も特徴で、作業状態を自ら要約しながら、文脈の上限を超えてタスクを継続できます。一方で、根本原因や例外ケースまで深く調べる分、必要以上に多くのファイルに手を入れる傾向があるといった課題も同社は認めています。最上位の性能を大手ラボが競い合うなか、公開された中国製モデルを土台に低コストで肉薄する手法は、コーディングAIの競争軸がコスト効率へと移りつつあることを示しています。
Cognitionについて
Cognitionとは、2023年に設立された米国拠点のAIスタートアップです。Scott Wuらによって創業され、推論とコーディングに特化したAIの開発を手掛けます。世界初の自律型AIソフトウェアエンジニアとされる「Devin」で広く知られ、計画から実装までを担うAIエージェントの実現を目指しています。独自の強化学習の手法を強みに、開発の現場で実用に足るコーディングモデルを提供しています。ソフトウェア開発のあり方を変え、エンジニアの協働者となるAIを築くことを掲げる企業です。
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