1. Home
  2. News
  3. MeaTech社の実験室で栽培された脂肪には味がある
2021/09/18

Startup

MeaTech社の実験室で栽培された脂肪には味がある

イスラエルのフードテック・スタートアップMeaTech 3D社のベルギー法人であるPeace of Meat社は、培養肉製造のための一連の高度な製造技術を開発しており、1回の製造で700グラム(1.54ポンド)強の純粋な鶏脂肪バイオマスを培養したことを今週発表しました。今回の成果は、これだけの量の100%純粋な培養細胞バイオマスを、動物外で完全に成長させたことを示す、初の公開デモンストレーションです。多くの消費者が植物由来の代替肉を楽しんでいる一方で、従来の肉の風味や口当たりを再現するには不十分だと感じています。MeaTechは、本物の培養動物性油脂は、従来の養殖肉に由来する特徴的な味、香り、食感を提供できる可能性があると考えており、植物性原料と組み合わせることで、より優れた消費者体験を提供することができます。この新しい製品カテゴリーは、ハイブリッドミートと呼ばれています。

 

MeaTech社のCTOであるSharon Fima氏は、「今回実証された生産能力は、2022年に計画している培養脂肪生産のパイロットプラント開発という当社の戦略に沿った成功のステップです」と述べています。

また、子会社であるPeace of Meatのマネージング・ディレクターであるDavid Brandes氏は、「これだけの量の純粋な培養原料を一度に生産することは、培養鶏脂を産業規模でコスト同等に製造できる可能性に向けた画期的なことです。」 とコメントしています。Brandes氏によると、この製品は 従来の鶏脂と同様に設計されているとのことです。「今日の予備的な製造の成功は、人間の食生活をより持続可能で、かつ同じようにおいしい食べ物の選択に変えるという長期的な目標に一歩近づくものです」と説明しています。

 

TagsFoodTechIsrael

関連ニュース

Contact

AT PARTNERSにご相談ください