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2022/01/26

Startup

スマート3Dバッテリー技術のAddionicsが、新たなシリーズAラウンドの資金調達

イスラエルのバッテリー技術新興企業であるAddionicsは、電気自動車市場や同様の産業向けにバッテリー構造を再設計し、性能向上とコスト削減を図るための継続的な取り組みに充てるため、2700万ドルのシリーズAラウンドを調達したと発表しました。この投資は、Insight Partnersの創設者であるJeff Horingが、イスラエルのCatalyst FundとDelek Motors、およびドイツ銀行のマネージングディレクターであるBoaz Schwartz博士とともに設立したディープテック新興企業を対象とするイスラエルのベンチャーファンド、Deep Insightが主導したものです。さらに、米国の工業用アルミニウム企業Novelis、カナダのモビリティ技術企業Magna International、日本のJX日鉱日石金属、電池サプライチェーンとエネルギー貯蔵に焦点を当てた米国の起業家でTeslaの電池事業で働いた経験のあるDavid Deak博士が支援者として名を連ねています。同氏は、Addionicsの取締役に就任する予定です。

 

2017年に設立されたAddionicsは、バッテリーアーキテクチャの再考を目指し、バッテリー性能、容量、充電時間、寿命を改善できるとして、スマート3D Electrodesを開発しています。Addionicsの共同創業者兼CEOであるMoshiel Biton博士は、以前のインタビューで次のように述べています。「私たちは化学ではなく、電極のアーキテクチャを変えているのです。そうすることで、Addionics社の技術は、電池化学の種類にかかわらず、電池の性能を向上させることができます。このソリューションを生産ラインに統合し、製造プロセスの中核部品にしたい。既存のバッテリー技術は、主にエネルギー貯蔵のために、オール電化の未来を支えるには現状では適していません。AIアルゴリズムとモデリングで作られたAddionicsの3D構造設計は、活物質のより大きなローディングを可能にし、放熱と冷却システムの活性化を改善することで、高出力と高エネルギーを実現します」

 

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