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イスラエルとパレスチナの起業家が集うエルサレムでのForbes summit
4日間にわたるForbes 30 Summit EMEAには、Forbes Under 30 Listにランクインした人を含む34カ国から400人以上のトップレベルの若手ビジネスパーソンが集まり、テルアビブおよびエルサレムで学び、つながり、創造する場となりました。欧州、中東、アフリカから少なくとも400人の若手リーダーが「Under 30」イベントに参加し、アイデアや課題を共有。駐イスラエル米国大使は、ヨルダン川西岸、エルサレム、ガザのパレスチナ人に「起業家としてつながっているという感覚」を与える必要があると発言しました。また、このイベントでは、イスラエルとパレスチナの起業家、企業、プロジェクトが多数参加し、アイデアを共有し、橋渡しをし、お互いを理解するために努力しました。
在イスラエル米国大使のThomas Nides氏は、次のように述べています。「若い起業家として成功している皆さんの多くが、他の人と一緒に働き、成功についての知恵を共有するためにここに来ているという事実は、クールなことです。ヨルダン川西岸、東エルサレム、ガザのパレスチナ人が、起業家としてつながりを持てるようにすることが、2国家解決策を成功させるための唯一の方法です。それを失えば、すべてを失うことになります。」
国際的なベンチャーキャピタルであるエルサレム・ベンチャー・パートナーズと、クリエイティブ・キャンパスであるマルガリート・スタートアップ・シティの創設者兼会長であるエレル・マルガリート博士は、次のように述べています。「今日のイベントの意義は、イスラエルとパレスチナの両方の起業家が一緒に働いていることです。エルサレムは、この地域の次の章が現実のものとなるのを目の当たりにしています。多くのアラブ人とユダヤ人がいるエルサレムでやっているのです。多様性の街であるエルサレムからこの地域の次の章を開くために、多くの宗教者と世俗的な人々が一緒に働いているとしたら、それは大きなことです。」
Tomer Cohen氏は、Tech2Peaceの共同設立者で、ハイテク、対話、起業のトレーニングを通じて、パレスチナとイスラエルの若いリーダーをつなぐ活動をしています。このグループは、3年半以上にわたって、そのような活動を続けてきました。「350人以上のパレスチナ人とイスラエル人の卒業生がおり、その多くがさまざまなプロジェクトで一緒に働いています。Tech2Peaceが開催するセミナーやイベントは、イスラエル人やパレスチナ人の若者の見方を変えます。誰もが起業家になれること、そして、向こう側にいる人たちを潜在的なビジネスパートナーとして見ることができることを教えているのです。Tech2Peaceの目標は、2025年までにイスラエル人とパレスチナ人の卒業生を1,500人にすることです。もしNGOがこれを達成すれば、ラマラ、ベツレヘム、テルアビブ、そして様々な周辺都市で、相手を理解し、相手と協力してより良い社会・経済の変化を促進することに投資する人が十分に生まれるでしょう。」
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