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企業向けブラウザのセキュリティTalon Cyber Securityが巨額の1億ドルのシリーズAを獲得
イスラエルに拠点を置く企業向けブラウザ開発会社Talon Cyber Securityは、イスラエルに拠点を置くサイバー系新興企業への資金調達が堅調な中、1億ドルという巨額のシリーズAを獲得しました。このラウンドはEvolution Equity Partnersが主導し、Ballistic Ventures、CrowdStrike Falcon Fund、Merlin Ventures、SYN Ventures、CrowdStrikeの共同創業者でCEOのGeorge Kurtz、Lightspeed Venture Partners、Sorenson Ventures、Team8が参加しました。この資金調達額は、サイバー業界における今年のシリーズAで2番目の規模になります。カリフォルニア州パロアルトに拠点を置くデータセキュリティ企業のVezaは4月に1億1000万ドルのシリーズAを調達し、ダラスに拠点を置く企業向けブラウザプロバイダーのIslandも2月に1億ドルのシリーズAを発表しています。
企業向けブラウザのセキュリティは、在宅勤務者が増加し、企業がビジネス・アプリケーションへのアクセスを安全に保つ必要があることから、問題になっています。新しい企業向けブラウザ技術は、さまざまなデバイスやオペレーティングシステムで企業のアプリケーションやデータに安全にアクセスすることを可能にします。
Talonの共同設立者兼CEOであるOfer Ben-Noonは、「世界と大企業が依存するアプリケーションはウェブに移行しており、仕事のやり方を変えずに安全なアクセスを提供できる手段に対する幅広いニーズが発生しています」と述べています。
Crunchbaseのデータによると、サイバーセキュリティ関連の資金調達は世界的にやや冷え込んでいますが、イスラエルに拠点を置く新興企業は依然として大きな関心を集めています。昨年は、イスラエルに拠点を置く新興企業へのサイバー資金調達において記録的な年となり、76件の取引が発表され、約19億ドルが調達されました。今年もすでに40件の案件が発表され、合計12億ドル以上のベンチャー資金が調達されています。Talonの資金調達額は、イスラエルのサイバー系新興企業による今年の資金調達額としては第3位タイ、シリーズAとしても今年最大のものとなっています。
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