HealthTech Orange Healthがグルグラムの診断ラボ、Rapidxを買収

医療技術新興企業であるOrange Healthは、グルグラムに拠点を置く診断ラボRapidxを非公開の金額で買収したと発表しました。Orange Healthは、今回の買収により、NCR地域における拠点を拡大するとともに、同社の主力サービスである60分収集・6時間報告を北部地域で展開することを目指します。Orange Healthはこの買収により、セントラル・リフェラル・ラボを所有することになります。今回の買収は、インドにおける成長を加速し、リーチを拡大し、診断部門での地位を固めるというOrange Healthの戦略の一環であると、同社は述べています。

Orange Healthは、アレルギー検査パッケージ、がんマーカー検査、妊産婦向けマーカー検査、高度な免疫学的検査を、より迅速かつ手頃な料金で提供するサービスを開始する予定です。Amit Arora医師、Kishore Gemini医師、Dipti Ekka医師によって設立されたRapidxは、NABL（National Accreditation Board for Testing and Calibration Laboratories）およびICMR（Indian Council of Medical Research）承認の診断ラボです。Rapidx社のフローサイトメトリー、免疫蛍光、ELISA検査の高度なリファレンスラボは、現在Orange Health社の診断サービスで利用できるようになります。

Orange Health社の共同声明は次のように述べています。「私たちは、オンデマンドと在宅サービスが、現在の超ローカルなサンプル収集センターからこの分野での次の飛躍になると感じています。そのためには、スピードだけでなく、オンタイムデリバリーを約束するインテリジェントで堅牢なサプライチェーンとラボのオペレーションを構築する必要があります。今回の買収により、私たちはサービスをさらに拡大し、インドの人々に最速でタイムリーかつ正確な診断サービスを提供するというミッションを継続することを目指しています」

Orange Healthは、Dhruv GuptaとTarun Bhambraによって2020年に設立されました。このヘルステックプラットフォームは、インドで最も急成長している診断技術企業の1つです。    6月にOrange Healthは、Bertelsmann India InvestmentsとGeneral Catalystの共同主導で2500万ドルのシリーズB資金を確保しました。このラウンドには、Accel、Y Combinator、Good Capital、Uncorrelated Venturesといった既存の投資家も参加しています。昨年、このプラットフォームは、Accelが主導するシリーズA資金調達で1000万ドルを調達しました。

パーソナライズド・ヘルスケアの分野では、今年、比較的大規模な案件がいくつかあり、大きな関心を集めています。    Fitterfly Healthtech Pvt. Ltdは、Amazon Smbhav Venture FundとFireside Venturesが主導したシリーズA資金調達ラウンドで1200万ドルを調達し、Amazon Smbhavがインドで初めてヘルステックに賭けました。同様の案件では、Eka CareがHummingbird Ventures主導のシリーズAラウンドで1500万ドルを調達しています。GoIbiboの創業者Vikalp SahniとDeepak Tuliが2020年に立ち上げたEka Careは、インド人の健康プロファイルを構築し、より良い健康成果と医療費の節約を実現することを目的としています。また、デジタル診療所管理ツールも備えています。メンタルヘルス・プラットフォームのWysaは、ベンチャーキャピタルのHealthQuadが主導するシリーズB資金調達ラウンドの一部として、2000万ドルを調達しました。4月には、医師専用プラットフォームDocereeを運営するDoceree Media India Pvt. Ltdが、Eight Roads Venturesが主導し、F-Prime CapitalとAlkemi Growth Capitalが参加するシリーズA資金として1100万ドル（約83億ルピー）を調達しています。