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InsurTechスタートアップのFairmatic 商用自動車保険の革新に向け4200万ドルを調達
AndroidとFacebookのモバイル担当役員だったイスラエル人のJonathan Matus氏が設立したインシュアテック・スタートアップFairmaticが、4200万ドルのシリーズA資金調達ラウンドを発表しました。Fairmaticは、Matus氏が共同創業者でもある世界最大の運転分析会社Zendriveからスピンアウトした企業です。FairmaticのシリーズAは、Foundation CapitalとAquiline Capital Partnersが主導しました。また、Yahooの共同創業者Jerry Yang、イスラエル人のOren Zeev、Hippo Insuranceの共同創業者Assaf Wand、起業家のBill Taiなど、保険技術、フィンテック、テクノロジー業界のエンジェル投資家が支援をしています。
イスラエルに約30人を雇用する研究開発センターを開設する予定のFairmaticは、約2000億マイルの走行データで訓練し、5年間の運用でテストしたAI搭載のリスクと価格設定モデルを開発しました。共同創業者兼CEOのMatusは、次のように述べています。「Fairmaticは、時代遅れの商用自動車保険モデルに代わるもの、つまりフリートが保険コストを可視化しコントロールできるものを導入しています。Fairmaticは、リスクと引受を根本的に異なる方法でアプローチすることでこれを実現します。すべてのドライバーが既に持っているスマートフォンを始め、利用可能なあらゆるセンサーデータを活用し、リアルタイムの安全分析を行い、このリアルタイムデータに基づいて企業向け保険パッケージを作成します。」
Fairmatic社は現在、米国、英国、インド、ポーランド、ポルトガルで65人を雇用しています。また同社は、元Allstate社長のJamie Trishを保険部門の社長に任命したことも発表しています。「安全なフリートはリスクが低いため、支払い額が少ないはずですが、既存の商用自動車保険が同じ価格を設定しているため、結局は安全でないフリートへの補助となっています。AIを搭載した技術と新しい業界のビジネスモデルを組み合わせて、Fairmaticはデータ駆動型のパフォーマンス・プライシングでフリートが保険コストをコントロールできるようにし、安全なフリートには報酬を与えます。」とMatus氏は付け加えました。
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