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Loft Labsの調査、Kubernetes使用の熟練度向上と仮想クラスタへの関心の高まりを明らかに
Loft Labs が実施した2024年 vCluster コミュニティ調査によると、Kubernetes の使用熟練度が向上し、大規模な分散組織でこの技術への依存度が高まっていることが明らかになりました。調査結果から、Kubernetes が多くの回答者にとって基盤技術となっており、開発環境では Docker がわずかにリードしているものの、本番環境では Kubernetes が大きく優位に立っていることがわかりました。回答者の57%が開発用に Azure AKS と AWS EKS を使い分け、68%が本番環境で同様の使い分けを行っています。
Loft Labs の主力製品である vCluster は、クラスターを軽量かつ一時的にすることで、Kubernetes に新しい仮想化レイヤーを提供します。調査によると、Kubernetes の導入は主にマイクロサービスアーキテクチャ(86%)、DevOps および CI/CD ワークフロー(83%)、Web アプリケーションホスティング(66%)で使用されています。
また、vCluster ユーザーは経験豊富で大規模組織に勤務している傾向があり、約72%が8年以上の実務経験を持ち、60%近くが10年以上の経験を持っています。
調査では、75%の回答者がパブリッククラウドプロバイダーを通じて Kubernetes クラスターを運用しており、約50%がプライベートデータセンターや管理された Kubernetes サービスを使用していることも明らかになりました。
Kubernetes ユーザーの熟練度は高まっていますが、仮想クラスターの管理に関する自信はまだ追いついていない状況です。Loft Labs は、ユーザーフィードバックに基づいて製品を継続的に改善することに注力しており、クラウドネイティブ環境の拡大に伴い、仮想化が Kubernetes のマルチテナンシーの確保やシームレスな開発体験の維持、コスト削減において重要な役割を果たすと期待されています。
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