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産業エンジニアリング向けDevOpsのNominal、米空軍テストパイロット学校との連携でフライトテスト教育強化へ、STTRフェーズ2契約を獲得
先進的なソフトウェア分析によるハードウェア開発支援を行うDefenseTechのスタートアップNominalは、AFWERXを通じて米空軍テストパイロット学校(USAF TPS)との共同プロジェクトとして、STTR(Small Business Technology Transfer)フェーズ2契約を獲得しました。この契約はMIT(マサチューセッツ工科大学)とも提携するもので、STTRフェーズ1での成功実績を受け、フライトテスト後のデータ分析を高度化・自動化し、訓練における解析手法を迅速化するとともに、テスト計測機器の精度を常時検証することを目的としています。
USAF TPSは、空軍の精鋭パイロット、航法士、エンジニアに対して、最先端の航空宇宙システムにおける安全、確実、効率的なフライトテスト技術を教育する拠点です。Nominalの高度な分析ソフトウェアがTPSの教育課程に組み込まれることで、学生たちはより迅速・的確なデータ活用が可能になり、テスト結果の精度とスピードが向上します。また、MITの研究者は最先端のAI/ML技術を活用して異常検知を自動化し、多様なフライトテストデータを有効活用することで、解析プロセス全体を大幅に進化させます。
TPSの担当者は、フェーズ1によりNominalのツールがアフターテストのデータレビューを迅速化できることが証明され、TPS学生に最新技術を提供できたと強調しています。さらに本格的な導入により、フライトテスト教育の未来に大きく貢献すると述べています。
NominalのCEOで共同創業者のCameron McCordは、名高いTPSに関わることで、学生や指導者が新たなテスト課題へ柔軟かつ迅速に対応できるよう支援し、その教育・訓練水準をさらに高められることを喜んでいると述べています。この取り組みによって、USAF TPSはデータ管理・分析能力を強化し、次世代のフライトテストリーダー育成に必要な体制を一層強固にします。
Nominalについて
Nominalは、テストデータの迅速かつ正確なレビューと重要システムの検証を得意とする最先端テクノロジー企業です。エンジニアリングチーム向けに包括的なデータ分析基盤を構築し、防衛・航空宇宙分野のテストおよび検証プロセスを効率化・高度化しています。これにより信頼性と性能を向上させ、ミッションクリティカルなエンジニアリング業務を支えています。
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