米国で最大の管理栄養士(RD)ネットワークを抱える"Fay"がSeries Bで$50Mを調達

Fayは、Goldman Sachsがリードし、既存投資家のGeneral Catalyst、Forerunnerが参加したSeries Bで$50Mを調達し、評価額は$500Mに達しました。同社のこれまでの資金調達総額は$75Mとなり、2024年の$25MのSeries Aに続くものとなります。

デジタル栄養療法のリーダーであるFayの使命は、個人を保険適用の管理栄養士(RD: Registered Dietitians)とつなげ、パーソナライズされた栄養およびライフスタイルのカウンセリングを提供することで、食に対する考え方や感じ方を革新することです。

2022年の創業以来、Fayは2,300人以上の管理栄養士(RD)を抱える最大かつ最も急成長している管理栄養士(RD)ネットワークとなり、Fayの「AI Business in a box」という垂直統合型AIシステムを通じてAIを活用したケアを提供しています。United Healthcare、Aetna CVS、Blue Cross、Anthem、Cigna、Optum、Humanaといった主要な保険会社と統合することで、Fayは2億人以上のアメリカ人が自己負担ほぼゼロでパーソナライズされた栄養・ライフスタイルカウンセリングを受けられるようにしました。今回の資金調達により、さらなる成長の加速と、栄養士およびクライアント向けのサービス拡充を目指します。

「当社のAI駆動型プラットフォームは、栄養士にとっての“スーパーパワー”となり、保険請求、スケジュール管理、患者フォローアップなどの負担を自動化することで、栄養士がより親密で思慮深いケアに集中できるようにします。膨大な情報を分析することで、当社のプラットフォームは、サプリメントの推奨、厳選されたショッピングカートの提供、ラボ分析による予防施策の推進など、クライアントにとってより正確でパーソナライズされたケアを提供できるようにします」と共同創業者兼CEOは述べています。

Fayのサービスは、米国の医療環境において極めて重要な時期に提供されています。米国成人の半数以上が食事に関連する慢性疾患に悩んでおり、多くの人が予防医療を必要としています。Fayの目標は、米国の医療システムを、病気になってから治療するのではなく、予防的に対応するシステムへと変革することです。

「栄養は医療の基本要素ですが、診断されるまで行動変容が先送りされることが多く、結果的に回避可能な慢性疾患を引き起こすことになります。しかし、それは避けられるはずです。米国の医療が価値ベースのケアへと移行するためには、医療システム全体がより予防的かつプロアクティブに機能する必要があります。より良い栄養管理は、この変革の中心となるでしょう。Fayは、AI駆動のプロバイダー支援プラットフォームを通じて、登録栄養士をサポートする独自の立場にあります。我々は、FayのSeries Bをリードし、Fayのチーム全体が、登録栄養士の独立開業を支援し、患者が高品質な保険適用の栄養ケアを受けられるようサポートすることを楽しみにしています。」とリード投資家のGoldman Sachsは述べています。

Fayの急成長と成功は、雇用主、医師、保険会社との戦略的関係によって大きく推進されています。過去1年間で、FayはAmazon、Microsoft、Pepsiなどの大手企業にサービスを拡大し、これらの企業の従業員が保険適用の専門栄養士のケアを受けられるようにしてきました。