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LegalTechのClioとAcroDocz、統合しAI活用の医療記録要約を提供
AcroDoczは、AIを活用した医療記録分析を提供する企業であり、このたび、世界最大のクラウド型法律テクノロジープラットフォームであるClioとの統合を発表した。この統合により、個人傷害訴訟を扱う法律事務所は、Clio上でAcroDoczの医療記録要約や請求書サマリーをシームレスに生成できるようになり、複雑な医療データの管理が効率化される。
Clioは、法律事務所の運営を簡素化し、生産性向上と収益成長を支援するプラットフォームであり、世界130カ国以上で15万人以上の法曹関係者に利用されている。さらに、100以上の法曹協会の推奨を受け、業界トップレベルのセキュリティと24時間対応のカスタマーサポートを提供している。今回のAcroDoczとの統合により、Clioのエコシステムはさらに強化されることとなった。AcroDoczのAIを活用した医療記録要約機能を活用することで、法律事務所は手作業による膨大なレビュー作業を削減できる。特に個人傷害訴訟に特化したこのツールは、医療記録や請求データを簡潔に整理し、訴訟戦略やクライアントの支援をより効果的に行うことを可能にする。AcroDoczの共同創業者であるSam Karpel氏は、「法律業界には、複雑な医療データを実用的な情報に変換するツールが必要でした。弁護士としての経験から、医療記録や請求書の管理がいかに煩雑であるかを痛感しています。Clioとの統合により、弁護士がクライアント対応に集中できる環境を提供できることを嬉しく思います」と述べた。
また、Clioの事業開発担当バイスプレジデントであるHarsha Chandra Shekar氏は、「AcroDoczとの提携により、法律事務所が医療情報を効率的に管理し、より迅速かつ的確にクライアントを支援できるようになります。医療記録の要約や請求書サマリーを直接ケースファイルに統合することで、管理負担を軽減し、より優れた訴訟戦略の策定を可能にします」とコメントした。この統合により、個人傷害訴訟を専門とする法律事務所は、AIによる医療記録要約を活用し、ケース準備の効率化とより強固な訴訟戦略の構築が可能となる。Clioを通じて、弁護士は必要な医療情報に簡単にアクセスでき、クライアントのためにより良い成果を生み出せるようになる。
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