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リーガルテックのDarrow、Mamavationと提携し消費者リスクの早期発見を加速
法的リスクの早期発見と対応を支援するリーガルインテリジェンス企業のDarrow(ダロー)は、環境毒素などの消費者向け製品のリスクを調査・公表するウェルネスコミュニティMamavation(ママベーション)との戦略的提携を発表しました。両社は協力して、消費者の健康を脅かす隠れたリスクを明らかにし、企業に責任を求める取り組みを強化します。
Darrowが持つAIベースの法的リスク検出技術は、公開データを常時スキャンして潜在的な法的問題を早期に発見するものです。これにMamavationが行う製品に含まれる有害化学物質や環境毒素の調査研究が組み合わさることで、消費者が危険に晒される前に問題を特定し、企業に対して安全性の高い製品への転換を促すことを目的としています。両社の共同ミッションは、消費者主体の調査とリアルタイムの法的インサイトを統合し、健康や安全に関わる隠れたリスクを浮き彫りにして、安全性の高い製品の普及と企業の説明責任を促進することです。
今回の提携は、法律、データ、調査、公益活動などの分野でDarrowが進める戦略的パートナーシップの一環であり、Mamavationとの協力により消費者保護や環境衛生分野へのリーチを拡大するものとなります。
Mamavationの創業者であるLeah Segedie氏は、「毎日使う製品には数千種類もの化学物質が含まれています。Darrowとの協力によって消費者のための啓発活動とリーガルインテリジェンスを結びつけ、より安全で透明性の高い製品へのシフトを促していきます」と述べています。
Darrowの共同創業者兼CEOのEvya Ben Artzi氏は、「有意義な変革は、リスクを可視化することから始まります。Mamavationとのパートナーシップにより、消費者啓発とリーガルインテリジェンスという2つの強力なインサイトを融合し、これまで気づかれなかったリスクを明らかにして、安全な製品と業界全体の説明責任を促進します」とコメントしました。
Darrowについて
DarrowはAIを活用して法的リスクを早期に検出し、公開データを実行可能な法的対応へと変換するリーガルインテリジェンス企業です。消費者保護、環境法、データプライバシーといった領域における潜在的な法的問題を発見し、法律チームが迅速かつ正確に価値の高い訴訟案件に対応できるよう支援しています。
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