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Generative AIのLuma AI、Ray2ベースの高速動画生成モデル「Ray2 Flash」をリリース
Palo Altoに拠点を置く人工知能企業Luma AIは、新しい動画生成AIモデル「Ray2 Flash」を発表しました。これは1月にリリースされた「Ray2」を基にした軽量版であり、同社によると処理速度とコスト面で大幅な改善を実現しながら、従来同様にリアルで自然な動画生成が可能だといいます。Ray2 Flashはテキストと画像のマルチモーダル入力に対応しており、昨年ローンチされた同社のプラットフォーム「Dream Machine」を介して利用できます。さらに近くAPIの提供も予定されています。
Luma AIの公式X(旧Twitter)アカウントによれば、Ray2 Flashは従来のRay2と比べて生成速度が3倍、コストも3分の1になり、レート制限なく動画を出力できるのが大きな特徴です。ただし、本モデルはDream Machineの有料ユーザーのみ利用可能となっています。無料ユーザーには初回400クレジットが付与されますが、使い切った後は月額6.99ドルからのサブスクリプションに加入しなければなりません。
Ray2 Flashの元となったRay2は、大規模な動画生成モデルとして開発され、自然で一貫性のある動きや、高いプロンプト対応度を備えたリアルな動画生成を特徴としています。しかし、実際の利用レポートによると、複数キャラクターへの対応や複雑な指示にはまだ課題があるようです。Luma AIとしてはRay2 Flashのリリースによって、さらに手軽かつ安価な動画生成の可能性を広げたい考えです。
Luma AIについて
Luma AIは、画像・動画生成を中心とした人工知能技術を開発・提供するスタートアップ企業です。高品質かつ豊かな表現力を備えたAIモデルを開発し、撮影や制作の効率化を目指しています。大型モデル「Ray2」を基盤に、ユーザーフレンドリーなプラットフォーム「Dream Machine」を通じて多様なスタイルのクリエイティブ出力を実現しており、さらに小型化や高速化を図った「Ray2 Flash」で、より多くのユーザーへAI技術を普及させることを目指しています。
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