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自己免疫疾患バイオ医薬品のZenas BioPharma、新たな最高科学責任者としてHaley Laken博士を任命
自己免疫疾患の治療薬開発をリードするグローバルな臨床段階のバイオ医薬品企業であるZenas BioPharma(以下、Zenas)は、Haley Laken博士を最高科学責任者(CSO)として任命したことを発表しました。Laken博士は研究開発、トランスレーショナル研究、薬剤開発の戦略および事業開発において豊富な経験を有しており、今回の任命によりZenasの研究開発活動を加速させる狙いがあります。Zenasの研究開発部門および最高医学責任者(CMO)のLisa von Moltke医師は、「Haleyはトランスレーショナル研究や新薬開発、臨床試験のマネジメントに精通し、グローバルな製薬企業で数多くの薬剤の承認取得に貢献した実績があります。現在進行中の臨床第2相および第3相試験における主力候補薬obexelimabの開発推進、さらには事業開発を通じたパイプラインの拡大を目指す上で、彼女の参加を心強く思います」と述べています。
Laken博士は、「重要な節目を迎えるタイミングでZenasに加わることができ、非常に嬉しく思います。IgG4関連疾患、多発性硬化症、全身性エリテマトーデスなどを対象とした革新的なB細胞標的療法であるobexelimabの開発推進に貢献し、さらにZenasのパイプライン拡充をサポートできることを楽しみにしています」と語りました。
Laken博士は、これまでバイオテクノロジー企業Tabby Therapeuticsの最高執行責任者(COO)として科学的取り組みや企業運営を指揮してきました。またJounce Therapeuticsでは最高開発責任者(CDO)および役員を務め、TESAROではシニアプログラムリーダーとして複数のバイオ医薬品プログラムを初期研究から臨床開発へと導きました。そのほかRhythm Pharmaceuticals、Pfizer、Wyethでも薬剤開発の戦略的リーダーとして活躍しています。Laken博士はDePauw大学で生物学の学士号を取得し、Johns Hopkins大学で人類遺伝学および分子生物学の博士号を取得しています。現在はInCephalo Therapeuticsの取締役会メンバーでもあります。
Zenas BioPharmaについて
Zenas BioPharmaは、自己免疫疾患の治療に革新をもたらすバイオ医薬品の開発と商業化に取り組む、グローバルな臨床段階のバイオ医薬品企業です。豊富な経験を持つ経営陣と規律ある製品候補の選定戦略を活用し、世界中から優れた製品候補を発掘・取得・開発することに注力しています。同社の主力製品候補であるobexelimabは、CD19とFcγRIIbの両方に結合する二機能性モノクローナル抗体で、B細胞系列に広く存在するこれらの分子を標的にし、細胞を枯渇させることなく自己免疫疾患の病因に関与する細胞の活性を抑制します。そのユニークな作用機序と、自己投与可能な皮下注射製剤という特徴により、慢性自己免疫疾患の治療に広く有効性を発揮することが期待されています。
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