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AI活用の金融意思決定プラットフォームのTaktile、世界経済フォーラムの「グローバル・イノベーター」に選出
銀行やフィンテック企業向けにAIを活用した意思決定自動化ソフトウェアを提供するTaktileは、世界経済フォーラムの「グローバル・イノベーター・コミュニティ」に選ばれました。これは、世界で最も有望なテクノロジー企業を対象とした招待制のグループであり、金融業界向けAIソフトウェアのパイオニアとして、Taktileの革新的な取り組みが評価されたことを意味します。Taktileのプラットフォームは、金融機関が顧客ライフサイクル全体でより迅速かつ透明性のある意思決定を行えるよう支援します。信用評価、詐欺検出、コンプライアンス対応などの業務をAIで自動化し、業務プロセスの効率化を実現しています。
Taktileの共同創業者兼CEOのMaik Taro Wehmeyer氏は、「我々が今日構築するシステムが、未来の金融意思決定のあり方を決定づけます。世界経済フォーラムのグローバル・イノベーター・コミュニティに選ばれたことを光栄に思うと同時に、我々のインフラが高度で柔軟性があり、公平で説明可能であるべきだというビジョンを共有していきたいです」と述べています。同コミュニティの一員として、Taktileは以下の分野における多面的な議論に積極的に参加していきます。例えば、最新の意思決定基準の確立、金融サービスへのアクセス拡大、責任あるAI導入の促進、イノベーションと規制環境との調和などです。
具体的な導入事例として、フィンテック企業のCredixがあります。新興市場の中小企業への融資を提供している同社は、Taktileのソリューションを導入し、AIを活用した自動回収処理を行うことで、返済事例の80%を自動処理しています。その結果、人材リソースを戦略的な成長や顧客対応へ集中させることに成功しています。近年、金融機関は高度なテクノロジーと強力なガバナンスを両立した意思決定システムへの需要を高めており、Taktileの選出はこの背景を受けています。Taktileは世界経済フォーラムとの協力を通じて、速度・精度・信頼性を兼ね備えたグローバルな意思決定インフラの構築を推進していく方針です。
Taktileについて
Taktileは、金融機関がリスク管理業務を自動化・高度化するためのAI駆動型意思決定プラットフォームを提供しています。顧客のオンボーディングや信用審査、詐欺検知、コンプライアンス、回収業務など、エンジニアの手を借りずにリスク戦略を構築・検証・更新できるのが特徴です。世界中の主要銀行、フィンテック企業、保険会社から信頼を得ており、2025年春のG2レポートでカテゴリリーダーとしても認定されています。本社はニューヨークに置き、ベルリンおよびロンドンにも拠点を持っています。
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