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AIネイティブ型コンタクトセンターのCrescendoが、創業2年未満でARR1億ドル突破へ、AIネイティブCXが世界で拡大
AIネイティブ型コンタクトセンターを提供するCrescendoは、2025年末までに年次経常収益(ARR)が1億ドルを突破する見込みであると発表しました。創業からわずか2年未満での達成となります。Crescendoは、音声・メール・チャットに対応する自動調整型AIアシスタントと、複雑な対応を担うスーパーヒューマンを統合したアウトカムベースの顧客サービスを実現。従来の複数ツールや外部BPOに依存するモデルを置き換え、全てのインタラクションをAIで監視・分析し、経営層に直接インサイトを提供します。500件以上のAgentic AI導入実績を持ち、多くの顧客が数週間で完全AIネイティブ型のセンターを稼働。従来型のパッチワーク的なソリューションに比べ、迅速な価値提供を強みとしています。
主なトピック:
• サンフランシスコに新本社を設立、今後ロンドン・ニューヨーク・ドバイにも展開予定。既存のポートランド、グリーンズボロ、サンペドロスーラ、マニラ拠点を補完。
• Salesforce出身のMichelle Donnelly氏がCROとして参画。
• GTMチームは年末までに5倍規模に拡大予定。
導入事例として、EC企業LovepopはCrescendo導入から数週間でTrustpilot評価を3.6から4.4に改善。タスク管理プラットフォームMeisterは1,000件以上の backlogを短期間で解消。EV充電企業EVPassportは応答時間を10分から30秒未満に短縮し、顧客満足度を40%から70%に向上させました。
CEOのMatt Price氏は「Crescendoは中堅・成長企業が複雑なカスタマーサービス課題に直面する中、従来型のボットやBPOに依存せず、最高水準の顧客体験を短期間で実現できる」と述べています。また、Gartnerの調査では2028年までにFortune 500企業から人による顧客サービスが完全に消えることはないとされており、AIと人間の共存を前提としたCrescendoのアプローチの価値が裏付けられています。Crescendoは10月28日にサンフランシスコで開催される「Crescendo Live」で、実際に機能するAIソリューション構築について紹介する予定です。
Crescendoについて
Crescendoは世界初のAIネイティブ型コンタクトセンターで、成果に直結するカスタマーエクスペリエンスを実現します。自動調整型AIと多言語対応の専門人材を組み合わせ、迅速かつ正確で共感のある対応を提供。従来のシート販売やライセンスモデルとは異なり、成果ベースの価格体系を採用し、数週間で導入可能なスピードと品質を保証します。
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