自己免疫疾患向けの全人的ケアに特化した"WellTheory"がSeries Aで$14Mを調達

WellTheoryは、General Catalystがリードし、7wire Ventures、Ingeborg Investments、Accel、BoxGroupなどが参加したSeries Aで$14Mを調達し、これまでの資金調達総額は$26.2Mとなりました。

自己免疫疾患向けの全人的ケアに特化したWellTheoryは、従来の医療に残されたギャップを埋めることで、自己免疫疾患の流行に逆行するバーチャルケアプラットフォームです。WellTheoryは、根本原因に対処し、全人的に治療することで症状の軽減、生活の質の向上、コストの削減を目指す、研究に裏付けされた独自プログラムを提供しています。同社のプラットフォームは、エビデンスに基づく密接なケアを中心としており、登録栄養士や認定ヘルスコーチを含む学際的な自己免疫専門家チームがリードしています。これは「薬だけに頼らない」アプローチであり、自己免疫患者によって構築され、数十年にわたる臨床研究により検証されています。

自己免疫疾患は、医療業界で最も急速に増加しており、かつコストの高いカテゴリーの一つであり、過去30年間で患者数が2倍となり、関節リウマチ、ループス、多発性硬化症などの疾患に苦しむ5,000万人以上のアメリカ人に影響を与えています。現在、自己免疫カテゴリーは1,600億ドル以上の市場規模を持ち、雇用主や保険者にとって最大級の支出分野となっています。専門的な医薬品コストが上昇する中で、保険者と雇用主は、患者の治療成果を向上させながらコストを削減できるソリューションを緊急に求めています。

「WellTheoryは、現代の労働力に特化して設計されたモデルをもとに、自己免疫ケアの未来を構築しています。雇用主はコスト上昇に直面し、一方で従業員は自身の健康問題に対する答えを得るまで何年も待たされるという、私自身も経験したことのあるもどかしい状況に置かれています。WellTheoryは、密接なケアとAIによるパーソナライズを組み合わせることで、患者と雇用主の双方に対応し、患者の生活の質を向上させるとともに、雇用主および保険者にとっては実質的なコスト削減を実現しています。」とWellTheoryの共同創業者兼CEOは述べました。

「WellTheoryは、食事やライフスタイルが患者支援において果たす重要な役割を認識することで、自己免疫疾患の影響に取り組んでいます。このプラットフォームは、こうした支援がスケールして提供可能であることを示しており、これはまだ始まりにすぎません。今後は、医療的治療や薬剤管理の統合へと拡大し、患者体験の向上とシステムの持続可能性強化を目指した、より包括的なモデルを構築していきます。」とGeneral CatalystのPartnerであり同社の取締役会に加わるCandace Richardsonは述べました。

WellTheoryは、この資金を活用して、雇用主および保険者とのパートナーシップを深化させ、医療業界で最も急速にコストが増加している分野を対象としたケアプログラムを拡大し、AIによるパーソナライズへの投資を進めます。これらの取り組みにより、患者とパートナーの双方にとってコストを削減しながら、全人的な自己免疫ケアをより広範に提供することが可能になります。

商業市場での展開からわずか18ヶ月で、WellTheoryはFortune 100および500企業や成長著しい企業とのパートナーシップを獲得しており、その中にはMaven Clinic、Fortune Brands Innovations、Dayforce、さらにSentara Health Plansおよび全米トップクラスの保険者が含まれています。これらのパートナーはすでに実質的な効果を確認しており、独立した保険請求分析によると、WellTheoryは救急外来受診、画像診断、入院、バイオ医薬品の使用を削減し、1人の患者につき年間数千ドルのコストを削減しています。

この1年だけで、WellTheoryは会員数で前年比10倍、売上で5倍の成長を記録しており、その需要の大きさとモデルの有効性を示しています。この勢いは、同社のAI駆動プラットフォームのリリースによりさらに加速しており、独自ツールであるCare HubおよびCare Scribeがケア業務全体で本格運用されています。