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凝縮体創薬を推進するBiotechのDewpoint Therapeutics、がん領域の重要標的であるMYC標的の初の開発候補を選定
バイオ分子凝縮体を標的とする新しい創薬アプローチを開発するDewpoint Therapeuticsは、がん領域の重要標的であるMYCプログラムにおいて開発候補化合物を選定したと発表しました。MYCは多くの高負荷がんで関与する主要な転写制御因子でありながら、これまで直接的な薬理学的制御が困難とされてきた標的です。今回選定された開発候補は、がん細胞内で転写制御を担う異常なバイオ分子凝縮体を調整することで、MYCに駆動される腫瘍性転写を阻害する初の小分子化合物です。Chief Scientific OfficerのIsaac Kleinは、この成果は従来の創薬手法では攻略が難しかった疾患ドライバーに対し、凝縮体調節プラットフォームが有効であることを示す重要な一歩だと述べています。
選定の根拠となった前臨床データでは、MYC依存性細胞系における高い有効性と選択性、さらにMYC依存性腫瘍モデルにおける腫瘍退縮などのin vivo薬理学的効果が確認されています。また、安全性プロファイルもIND申請に向けた開発を支持する内容となっています。今後は、MYC依存性が主要な駆動因子となる複数の腫瘍タイプでの展開が検討されます。Head of ResearchのAnn Boijaは、本化合物の革新性は単にMYCに作用する点だけでなく、転写制御の凝縮体レベルに介入する点にあると説明しています。このアプローチは、MYC駆動型がんにおける有効性や選択性、治療域の理解に一貫した理論的枠組みを提供します。Dewpoint Therapeuticsは、MYC開発候補をIND申請に向けて進めるとともに、がんモデルにおけるMYC凝縮体生物学の解明をさらに深化させる方針です。
Dewpoint Therapeuticsについて
Dewpoint Therapeuticsは、凝縮体生物学を基盤に新規治療法を開発する臨床段階のバイオテクノロジー企業です。独自のAI統合型創薬プラットフォームを活用し、複数の治療領域でパイプラインを展開しています。BayerやNovo Nordiskとの提携も進めています。
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