Startup Portfolio
極超音速航空機開発のHermeus、Zach Shoreを新CEOに任命し経営体制を刷新
防衛航空スタートアップHermeusは、2026年6月1日付でZach Shoreを新たなCEOに任命すると発表しました。創業CEOであるAJ Piplicaは、今後Executive Chairmanへ就任し、長期戦略や資本戦略に注力します。Hermeusは、世界最速クラスの航空機開発を目指す米国の防衛航空企業です。今回の経営体制変更は、同社が$350MのシリーズC調達を完了し、累計調達額が$500Mを超えたタイミングで実施されます。さらに、防衛契約の拡大や複数の飛行試験プログラムが進行する中、事業成長と技術開発の両立を加速する狙いがあります。Zach Shoreは4年前にHermeusへ参画し、直近ではPresidentとして事業運営を統括してきました。同氏は、防衛関連契約の獲得、顧客基盤の強化、組織運営体制の整備を主導し、Hermeusの急成長を支える中心人物として活動してきました。
AJ Piplicaは、「防衛航空企業をスケールさせるには、実行力への徹底した集中が必要です。Zachは急成長する事業を複雑な環境の中で推進できることを証明しました。この移行により、Zachは事業運営を前進させ、私は長期戦略に集中することで、双方の強みを最大限に活かせます」とコメントしています。Executive ChairmanとなるPiplicaは、取締役会を引き続き率いるとともに、日常的に経営へ関与し、資本戦略の策定や事業上の課題解決、投資家および顧客とのパートナーシップ拡大を担当します。新CEOのZach Shoreは、「Hermeusは現在、大きな転換点を迎えています。これまでで最も多くのプロジェクトを同時並行で推進しており、米国軍が必要とする能力を提供するため、飛行試験を成功させながら事業拡大を進めていきます」と述べています。今回の経営体制変更は、Hermeusが開発する極超音速機「Quarterhorse」の超音速飛行試験開始を目前に控えたタイミングで実施されました。同社は、高速航空機開発における反復型ハードウェア開発手法を採用し、現代戦に対応した高速航空システムの実用化を進めています。
Hermeusについて
Hermeusは、世界最速クラスの航空機開発を目指す米国の防衛航空スタートアップです。同社は、迅速な試作とハードウェア反復開発を重視する「Rapid Iterative Prototyping」手法を採用し、極超音速航空システムの実用化を推進しています。米国および同盟国向けに、高速航空技術による非対称的優位性を提供することを目的としており、防衛分野向けの次世代高速飛行システム開発を進めています。










