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2023/01/06

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イスラエル革新機構が量子コンピューティング技術の開発を大きく後押し

イスラエル革新庁は、3年間の予算1億1500万NIS(約3250万ドル)で、イスラエルの量子コンピューティング技術の開発を目的とした史上最大のコンソーシアムの設立を発表しました。このコンソーシアムでは、深層量子ソフトウェアと並んで、現在最も先進的で成熟した技術である捕捉イオンと超伝導体という2つの量子プロセッサー技術を推進する予定です。優先的に開発されるのは、量子プロセッサー、システム構築ブロック、コヒーレント制御ツール、ノイズ特性評価・低減ソフトウェア、アプリケーションレベルから物理的実装まで完全に自動化されたソフトウェア環境などです。

コンソーシアムの成果として、数十Qubits規模の量子コンピューティングシステムのシステム技術実証を行い、イスラエルの産業を科学技術進歩の最前線に押し上げることに貢献します。この技術の成熟に伴い、イノベーション・オーソリティは、現在設立中の量子コンピューター研究所の支援を受け、イスラエルの研究開発産業がこの技術にアクセスできるようにすることを計画しています。

コンソーシアムには、イスラエルの企業5社が参加しています。IAIグループのElta Systems部門、Quantum Art、Classiq、Qedma、Rafael Advanced Defense Systemsの5社がコンソーシアムに参加しています。また、ヘブライ大学の Nadav Katz 教授、Alex Retzker 教授、Raam Uzdin 教授、ワイツマン研究所の Roee Ozeri 教授、バーアイラン大学の Michael Stern 教授、テクニオンの Steven Frankel 教授と Tal Mor 教授、ソロカ病院の Ohad Birk 博士の研究グループが技術開発を支援する予定であり、イスラエルの有力学術機関です。

イノベーション・オーソリティ会長のアミ・アッペルバウム博士は、次のように述べています。「量子コンピュータは、過去50年間に日常生活にコンピュータが導入されて生じた変化と同様の規模で、おそらくより激しく、私たちの住む世界を根底から変えるでしょう。量子コンピュータは、イスラエル国家の回復力と、イスラエル経済が成長を続けるために最も重要なものです。」

 

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