ヘルスケア向けに構築された収益インテリジェンスおよび自動化プラットフォームの"Adonis"がSeries Aで$17.3Mを調達

Adonisは、General Catalystがリードし、既存投資家のBling Capital、Max Ventures、Homebrewが参加したSeries Aで$17.3Mを調達した。2022年の創業以来、半年前に発表された$5.6MのSeedを含めるとこれまでの資金調達総額は$22.9Mに達した。

ヘルスケア向けに構築された収益インテリジェンスおよび自動化プラットフォームのリーディングカンパニーであるAdonisは、2023年には予想売上高を大幅に上回る見込みで、米国で最も急速に成長しているヘルスケアソフトウェア企業の1つです。これは、個人開業医、病院、収益サイクル組織、デジタルヘルスプロバイダーなど、顧客の多様性と規模の大きさによって実現したものです。その結果、Adonisは何十億ドルもの請求処理を監督し、国内の何千ものプロバイダーの収益に影響を与えています。

「医療機関には、患者の結果を管理するという重大な責任が課せられています。Adonisは、個々のペインポイントを解決するのに十分なモジュール性を持ちながら、エンドツーエンドの財務オペレーションを担うのに十分な広さを持つプラットフォームを提供し、オペレーションチームを収益サイクルの負担から解放しています。医療費7ドルのうち1ドル近くは、保険料徴収やその他の保険関連業務に費やされています。このコストを削減することで、Adonisはシステムをより効率的にする態勢を整えています。」とAdonisのCPO兼共同創業者は述べています。

様々な医療機関が財政的な課題を抱える中、収益サイクル管理(RCM: Revenue Cycle Management)の隙間に入り込みがちな収益を、より予測しやすく回収したいという要望は、飛躍的に高まってきています。Adonisのデータサイエンス・チームによると、医療機関は平均して、毎年回収できるはずの収益の10～15%を失っているとのことです。これは、患者、支払者、医療提供者の間に存在する業務の分断の結果、当たり前のことです。

Adonisは、データサイエンスと自動化により、医療機関がRCMにおける共通の問題や影響を受けやすい分野に対処し、より良い、より信頼できる収益の成果を生み出すために努力することを支援します。これは、全体的な支払収集プロセスの自動化、収益傾向の分析、大規模な患者保険データの検証、医療提供者、保険会社、患者間の記録システムのギャップを埋めることによって可能になります。

今回の資金調達は、製品イノベーションの加速、主要なEHRおよびPMSシステムとのパートナーシップの拡大、国内最大級のプロバイダーとの連携強化、Adonisの医療データ処理およびリンク機能の拡大への投資の継続に使用される予定です。