旅行保険スタートアップのfayeが、1,000万ドルを調達

旅行保険の新興企業であるFayeは、米国での製品発売からわずか1年でシリーズA資金として1000万ドルを調達し、同社の総資金額は1800万ドルに達したことを発表しました。このラウンドは、既存の投資家であるViola VenturesとF2 Venture Capitalに加えて、Munich Re Venturesが主導しました。追加投資家としては、Menora TechとAllianzのグローバル旅行保険部門の元CEOであるMike Nelsonがいます。

Fayeのプロテクションは、旅行者の旅行、健康、持ち物、ペットをカバーします。Fayeのアプリでは、旅行者は保険金の請求を行い、Apple PayやGoogle Payと同様の機能を持つFaye Walletを通じて、48時間以内に払い戻しを受けることができます。また、このアプリは旅行者にリアルタイムの保護アラートを送信し、24時間365日のカスタマーサポートを提供しています。

今回の資金調達のニュースは、同社が旅行アドバイザーや代理店がFayeで旅行保険を提案、学習、管理できるワンストップ・ショップである「Travel Advisor Portal」を立ち上げた直後のことです。さらに、同社は新たに開発したアプリケーション・プログラミング・インターフェース（API）を公開し、旅行保護を顧客に提供したいと考える旅行代理店とシームレスに統合し、自社の製品に完全に組み込んで提供できるようにしました。

Fayeは、連続起業家で旅行好きのElad Schaffer（CEO）とDaniel Green（CTO）が設立した2番目のスタートアップです。今後数ヶ月の間に、二人はこの資本注入を成長促進、新しい保険サービスの開発、自動化とシームレスな統合による規模の拡大、トップブランドや販売パートナーとの新しいパートナーシップの構築に充てることを計画しています。「Fayeは、旅行保険を根本から変えて考えています。Fayeが登場するまでは、旅行保険は払い戻しサービスであると考えられていました。Fayeのアプローチは、旅行保険にリアルタイムのアシスタンス、情報、24時間365日のコンシェルジュ、そして金銭的なサポートまで組み合わせています。私たちの役割は、お客様が適切な理由で思い出に残るようなスムーズな冒険ができるようにサポートすることです。私たちは、旅行者が生涯使い続けたいと思うようなサービスを構築しました。そのため、Fayeを同行させることは、パスポートを持参するのと同じくらい当然のことです。このアプローチが功を奏しています。Fayeを利用し、さらに利用したいと思う旅行者は、毎月のように急増しています。」

Fayeは、発売以来、アドベンチャー＆エクストリームスポーツやバケーションレンタル損害補償などの新たな補償を追加し、サービスの充実を図ってきました。現在、ニューヨーク、カリフォルニア、フロリダ、テキサスを含む48州で利用可能なFayeのプランは、まもなく全米で利用可能になります。昨年、アプリのために800万ドルのシード資金を調達しています。

ミュンヘン再保険ベンチャーズの投資ディレクターで、Faye社の新役員であるSidra Ahmed氏は、次のように述べています。「Faye社は、最終消費者を念頭に置いて、透明性のあるデジタル一体型の完全補償と、旅行中に起こりうる多くの不都合を管理するリアルタイム・アプローチを提供しています。Fayeは、旅行、インシュアテック、フィンテックの世界をうまく融合させ、消費者が旅行への投資を保護することをシームレスに可能にしました。」