TravelTechのKlook、訪日外国人の有料ツアー・アクティビティ予約でトップに　関西空港調査2025で42.1％が利用と回答

大阪観光局（Osaka Convention & Tourism Bureau, OCTB）が実施した「関西国際空港出口調査2025 中間報告」によると、日本滞在中に有料ツアー・アクティビティを予約した訪日外国人のうち、42.1％がKlookを利用していたことが分かりました。この数値は次点のプラットフォームの約3倍にあたり、Klookが国際旅行者にとって日本での体験予約における主要チャネルとなっていることを示しています。本調査は2025年5月から9月にかけて2回のサーベイウェーブで実施され、計2,228名から回答を得ており、インバウンド観光客が「どこで・どのように」アクティビティを予約しているかを把握し、訪問動機や満足度、再訪意向、消費行動との関係性を分析することを目的としています。

OCTBのMarketing Strategy DepartmentのGeneral ManagerであるHiroki Makita氏は、「旅行者がどこでアクティビティを予約しているかを知ることで、プロファイルや動機といった他の調査結果と掛け合わせ、セグメントごとにどのような訴求が有効かを理解できる」と述べ、大阪の広域観光を推進するうえで重要な基盤データだと強調しています。2025年4月〜10月に開催された大阪・関西万博（Expo 2025）とも調査期間が重なり、この期間中Klookでは1日あたりの総予約額（グロスブッキング）が前年比約40％増となるなど、万博をきっかけに訪日した旅行者がKlookを通じて追加の体験を予約している傾向も明らかになりました。これらの旅行者は、JR Passや新幹線チケット、「大阪周遊パス（Osaka e-pass）」や「Have Fun in Kansai Pass」といった地域パスも積極的に予約しており、滞在価値の最大化にKlookが貢献している様子がうかがえます。

Klook JapanのGeneral ManagerであるWataru Masuda氏は、「Klookが日本における有料ツアー・アクティビティ予約で、他のプラットフォームを大きく上回る支持をいただいたことを大変光栄に思います。これは、“その土地の一番いいところを誰もが気軽に楽しめるようにする”という当社のコミットメントが旅行者に届いている証だと感じています」とコメントしています。Klookは、OCTBとの連携に加え、2025年8月には広島観光連盟（HIT）と協業し、20の市場から112人のコンテンツクリエイターを広島に招致するキャンペーンを実施し、累計5,950万以上のデジタルリーチと2,850万のソーシャルインプレッションを獲得するなど、地方都市の魅力発信にも注力しています。また、日本政府観光局（JNTO）と共に「まだあまり訪れられていない日本の地域」をアジア拠点の旅行者に訴求する取り組みを行う数少ないオンライン旅行代理店の一つとして、観光の分散・地方誘客にも貢献しています。

Klookについて
Klookは、アジア太平洋地域を中心とするエクスペリエンスプラットフォームのリーディングカンパニーであり、世界中の「遊び・体験」のデジタル化とアクセス向上をミッションとしています。グローバルな目的地で多彩な体験をキュレーションし、モバイルファーストのプラットフォームを通じて、旅行者がその土地の鼓動を感じられるような体験を簡単に見つけ、予約できる環境を提供しています。一方、事業者に対しては、情熱を持って提供する体験を世界中の旅行者に届けるためのデジタルインフラを提供し、「グローバル・エクスペリエンス・エコノミー」の基盤構築を目指しています。