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Dig Securityが画像ファイル内の機密情報を見つけるために光学文字認識を追加
データセキュリティスタートアップのDig Security Solutions Inc.は、画像ファイル内に保存された機密情報を検出するために、データセキュリティポスチャ管理ソリューションに光学文字認識(OCR)を追加したと発表しました。このリリースにより、Digはマルチクラウド環境に保存されている場合でも、パスポートや運転免許証などの画像ファイル内のデータを検出することができます。企業がますます画像ファイルにデータを収集・保存するようになる中、Digは、すべての機密データをマッピングできない限り、データは大量の露出に対して開放されたままであると主張しています。
Digは、COVID-19パンデミック中のデジタルトランスフォーメーションの加速により、パブリッククラウド環境でスキャンされた文書の数が大幅に増加したと主張しています。デジタルIDの広範な採用により、これまで以上に機密データがデジタル形式で保存されています。新たに追加されたOCR機能により、Digの顧客は画像ファイル内に隠された機密データを特定し、それを安全な環境に移動することができます。一例として、Digは運転免許証やパスポートを通じて顧客を検証する企業では、個人を特定する情報を含む画像の数が顧客総数と同じくらい高く、1つのクラウドストレージバケットだけで80,000以上の画像を見つけたと述べています。
リリースに先立ち、共同創業者でCEOのDan Benjaminは「今日の企業にはOCR機能が必要で、テキストファイルのみの発見と分類に頼ることはできません」と述べました。「画像ファイルには圧倒的な量の機密データがあり、保護されず監視されないデータは、データの流出と侵害のリスクを高めます。」
Digは、OCRの導入が、データセキュリティ対策の改善へのコミットメントを再確認し、データストレージと管理の進化する課題に対して先手を打つことを示していると述べました。
Dig Securityはベンチャーキャピタルがバックアップした会社で、これまでに約4500万ドルを調達しており、その中には9月に行われた3400万ドルのラウンドも含まれています。同社の投資家には、Felicis Ventures LLC、Okta Ventures、Team8 Solutions LLC、CrowdStrike Holdings Inc.(Falcon Fund経由)、CyberArk Software Ltd.、Merline Venturesが含まれています。
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