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Trevi Therapeutics、慢性咳嗽治療薬「Haduvio」の開発進捗状況を発表
Trevi Therapeuticsは、慢性咳嗽治療薬「Haduvio」の開発進捗状況を発表しました。Haduvioは、特発性肺線維症(IPF)と難治性慢性咳嗽(RCC)の患者さんを対象とする経口薬です。
* IPF患者さんの慢性咳嗽に対する第2b相CORAL試験: 10ヶ国中8ヶ国で規制当局の承認を取得。試験途中でのサンプルサイズ再検討(SSRE)を予定しており、2024年後半頃に実施の見込みです。2024年中の完全登録、2025年上半期に最終結果発表を予定しています。
* RCC患者さんの慢性咳嗽に対する第2a相RIVER試験: 試験開始、初患者さんの投薬を実施済み。2024年後半に最終結果発表を予定しています。
* 乱用可能性試験: 試験開始、2024年1月から投薬開始、2024年後半に最終結果発表を予定しています。
Trevi Therapeuticsについて
Trevi Therapeuticsは、IPFとRCCの慢性咳嗽治療薬としてHaduvioの開発を進めているバイオ医薬品企業です。Haduvioは、中枢神経系と末梢神経系のどちらも作用する薬剤で、相乗効果により慢性咳嗽の治療に期待が持たれています。慢性咳嗽は、患者の生活の質を大きく低下させる要因です。IPFでは、慢性咳嗽は病状悪化や死亡リスク上昇に関連することがあります。現在、IPFの慢性咳嗽に対して承認された治療法はなく、既存の治療選択肢も十分な効果を示していません。RCCは成人の約10%に発症し、Haduvioは中等度から重度の慢性咳嗽患者さんへの適用を目指しています。米国においてもRCCに対する承認された治療法はありません。Haduvioの開発を通じて、慢性咳嗽に苦しむ患者さんへ新たな治療選択肢を提供することが期待されます。
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