Startup Portfolio
開発者向けのサーバーレスPostgresデータベースを開発する"Neon"がSeries Cで$25.6Mを調達
Neonは、MicrosoftのベンチャーファンドであるM12がリードし、既存投資家のAbstract Ventures、General Catalyst、Menlo Ventures、Notable Capitalが参加したSeries Cで$25.6Mを調達し、2021年の創業以来の資金調達総額は$130.6Mとなりました。
開発者向けのサーバーレスPostgresデータベースを開発するNeonは、経験豊富なデータベース構築者とPostgresの貢献者によって2021年に設立され、サーバーレスクラウドプラットフォームとしてPostgresを提供することで、開発者とチームがより迅速に製品を出荷できるように支援することを目指しています。
「Postgresは急速に開発者にとっての選択肢となりつつあり、そのエコシステムに多大な投資を行っています。NeonはPostgresプラットフォームのリーダーであり、この戦略的投資はNeonをAzureに深く統合するという我々のコミットメントを強調するものです。」とM12のManaging Partnerは述べています。
この投資は、現代の開発者のニーズに対するMicrosoftのコミットメントを示しています。最新のStack Overflow調査によると、Postgresはそのオープンエコシステム、安定性、パフォーマンスのために、MySQLを超えてプロフェッショナル開発者が使用する最も人気のあるデータベースとなりました。
Neonは、コアPostgresから離れることなく、コンピュートとストレージコンポーネントを分離することで、データベースを現代の開発者のワークフローに取り入れ、より自動化され、管理が容易で、AI対応にしています。この新たな資金注入により、NeonはAzure上で次世代のAIアプリケーションを推進することができます。
Neonの最新データベースの主な特徴は以下の通りです。
- 即時プロビジョニング: Neonは、カスタム構築のストレージエンジンを含む革新的なアプローチを通じて、ストレージとコンピュートをネイティブに切り離します。このアーキテクチャにより、Neonは1秒以内に新しいデータベースをプロビジョニングするユニークな能力を持ちます。
- 効率的なスケーリング: Neonは、構築フェーズ中のエンジニアリング時間を節約するだけでなく、スケールが必要なときにNeonがそれを手軽に行います。Neonデータベースは負荷に応じてリソースを自動的にスケールし、トラフィックの急増時にも最適なパフォーマンスを確保し、事前のオーバープロビジョニングを必要としません。Neonのストレージもオンデマンドであり、ディスクの管理は不要です。
- 統合された開発者ワークフロー: Neonデータベースのブランチは、開発者がデータベースを直接CI/CDパイプラインに統合することで、ソフトウェアライフサイクルを短縮し、費用対効果を高めます。NeonのサーバーレスPostgresデータベース技術の人気の高まりは、この改善された開発者体験とコスト削減の組み合わせに大きく起因しています。
現在、Neonでは毎日3000以上のプロジェクトが作成されており、次世代のAIツールを構築するスタートアップから、Vercel、Replit、Retoolのような大規模プラットフォームまで、さまざまな用途で活用されています。
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