AIデータセキュリティのCyeraがTrail Securityを1億6200万ドルで買収

米国ニューヨークを拠点とするAIを活用したデータセキュリティ企業のCyeraが、イスラエル・テルアビブを拠点とするデータ損失防止（DLP）企業のTrail Securityを1億6200万ドルで買収したことを発表しました。この買収により、Trailの先進的なDLP機能がCyeraの中核製品であるデータセキュリティポスチャー管理（DSPM）プラットフォームと統合され、統一されたデータセキュリティプラットフォームが提供されることになります。

CEO のYotam Segevが率いるCyeraは、組織が今日の複雑なデジタル環境でデータを管理・保護することを支援するAI駆動のデータセキュリティプラットフォームを提供しています。同社のプラットフォームは、先進的なDSPMとリアルタイムの制御機能を組み合わせ、進化する脅威からデータ資産を保護する包括的なソリューションを顧客に提供しています。

CyeraとTrailの両リーダーシップチームは、40年間でわずか1,000人のエリート卒業生を輩出している有名な軍事技術部隊であるイスラエルのTalpiotプログラム出身です。Cyeraは、高度な技術を持つTrailの従業員40名を採用し、新チームがCyeraのDLP部門の基盤となります。Cyeraは今後2年間で従業員数を1,000人以上に増やす予定です。

CEO のZohar Vittenbergが率いるTrailは、Lightspeed Ventures、CRV、Cyberstartsから3,500万ドル以上の資金を調達していました。Vittenbergは「私たちは常にAIを活用してDLPの限界に挑戦してきました。Cyeraという同じビジョンを持つパートナーを見つけることができ、DSPMプラットフォームと私たちのDLPを組み合わせることで、AI主導の世界におけるデータセキュリティの新しい基準を確立できます」とコメントしています。

Cyeraについて
Cyeraは、AIを活用したデータセキュリティプラットフォームを提供する企業です。DSPMとDLPを統合し、組織のデータセキュリティを包括的に管理・保護するソリューションを提供しています。イスラエルのエリート軍事技術部隊出身者が設立し、急速な成長を遂げているセキュリティ企業として注目を集めています。