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慢性咳疾患向け創薬Trevi Therapeuticsが、5000万ドルの株式公開価格を発表し慢性咳治療薬Haduvioの開発を加速
Trevi Therapeutics, Inc.(トレヴィ・セラピューティクス、Nasdaq: TRVI)は、5000万ドルの引受株式公開価格を発表しました。同社は、慢性咳疾患を対象とした治療薬Haduvio(ハデュヴィオ)の開発に注力している臨床段階のバイオ医薬品企業です。
今回の株式公開は、1250万株の普通株式を1株あたり4.00ドルで販売し、総額5000万ドルの資金調達を予定しています。すべての株式はTrevi社によって提供され、公開は2024年12月17日に完了予定です(通常の取引完了条件に従う)。
本資金調達には、新規および既存投資家が参加し、主な投資家には以下が含まれます:
• Adage Capital Partners LP
• Frazier Life Sciences
• Logos Capital
• MPM BioImpact
• Rubric Capital Management LP
• Vivo Capital
Leerink Partners、Stifel、Oppenheimer & Co.が共同主幹事を務め、Needham & Companyがリードマネージャー、JonesおよびB. Riley Securitiesが共同マネージャーとして参画します。
慢性咳治療薬「Haduvio」の進展
Treviが開発中の治療薬Haduvio™(経口ナルブフィン徐放製剤)は、以下の2つの慢性咳適応症を対象としています:
• 特発性肺線維症(IPF): 進行性の咳が特徴的な重篤な肺疾患。
• 治療抵抗性慢性咳(RCC): 現行治療法に反応しない持続的な咳。
Haduvioは、κ受容体アゴニストおよびμ受容体アンタゴニスト(KAMA)として作用し、中枢および末梢の咳反射弧を標的とします。これにより、咳過敏症の制御が期待され、患者の生活の質を向上させる可能性があります。
Trevi Therapeuticsについて
Trevi Therapeuticsは、慢性咳疾患の患者向けに革新的な治療薬を提供することを使命とする臨床段階のバイオ医薬品企業です。同社の主力製品であるHaduvioは、特発性肺線維症(IPF)および治療抵抗性慢性咳(RCC)の患者の生活改善を目指しています。なお、Haduvioの有効成分であるナルブフィンは、**米国麻薬取締局(DEA)**によって規制薬物には指定されていません。
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