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GovTechのZencity、公共機関向けエンゲージメントツールCommonplaceを買収
英国を拠点とするコミュニティエンゲージメントプラットフォームのZencityは、公共機関向けエンゲージメントソフトウェアを提供するCommonplaceを買収しました。この統合により、デジタルエンゲージメント、AI、ソーシャルリスニング、アナリティクス機能が組み合わさった新しい提供が可能になります。
Commonplaceは、ロンドン市長やLeeds市議会、Westminster市議会をはじめとする公共機関や、GrosvenorやLandsecといった民間セクターのプロジェクトで使用されてきたツールを提供してきました。同社は、英国全体で3,500以上の個別プロジェクトを支援しており、特に地図ベースのエンゲージメント機能やサブスクライバー管理で業界をリードしています。これらの機能は、Zencityのプラットフォームに統合されることで、公共機関がコミュニティの優先事項を把握し、効果的な意思決定を行う支援をします。
Zencityのクライアントには、英国住宅・コミュニティ・地方自治省(MHCLG)、英国交通警察、複数の地方議会が含まれており、既に英国市場で強いプレゼンスを持っています。Commonplaceの買収により、Zencityは英国市場での存在感をさらに強化し、公共および民間セクターがコミュニティとより効果的に関わるためのツールを提供します。新しい統合プラットフォームには、アナリティクスやポストインタラクション調査などの機能が含まれ、公共機関や民間セクターの意思決定を支援します。ZencityのCEOであるEyal Feder-Levy氏は、「CommonplaceをZencityチームに迎え入れることを大変嬉しく思います。この買収により、英国市場でのプレゼンスを拡大するだけでなく、すべてのZencityの顧客に、計画策定のための独自の機能を提供できるようになります」と述べています。CommonplaceのCEOであるMike Saunders氏も、「この統合は、我々の顧客にとって素晴らしい結果をもたらします。これまで通りの高品質なサービスに加え、大きな企業の一部となることで新たな能力も利用可能になります」とコメントしています。
Zencityについて
Zencityは、公共機関や地方自治体向けに、コミュニティエンゲージメントとデータ分析のためのプラットフォームを提供するGovTech企業です。AIやソーシャルリスニングを活用し、住民の声を効率的に収集・分析することで、政策やプロジェクトの効果的な意思決定を支援しています。今回のCommonplaceの買収により、Zencityはエンゲージメント機能をさらに強化し、グローバルな市場での地位を高めています。
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