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AI活用のアプリケーションセキュリティApiiro、ServiceNowのCMDBにAIネイティブなソフトウェア資産管理機能を提供
アプリケーションセキュリティを提供するApiiroは、ServiceNowの構成管理データベース(CMDB)との統合を発表しました。この統合により、ApiiroのAIネイティブな深層コード解析(DCA)およびコードからランタイムまでを自動で紐づける技術が、ServiceNowの顧客に提供されることになります。これにより、ソフトウェア資産情報の精度が飛躍的に高まり、企業は重要なビジネス意思決定をより迅速かつ的確に行えるようになります。
Apiiroのパートナーシップ・事業開発担当VPであるJohn Leon氏は、「今回の統合はApiiroとASPM(アプリケーション・セキュリティ・ポスチャ・マネジメント)市場にとって重要なマイルストーンとなります。IT運用、セキュリティ運用、アプリケーションセキュリティの融合が加速する中で、ServiceNowとのパートナーシップを拡大し、ソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)の正確なシステム・オブ・レコードとしてApiiroの技術を導入できることを誇りに思います。これにより、企業のユーザーは、AI駆動型の迅速なソフトウェア開発環境において、精度の高いソフトウェア資産インベントリを活用して業務効率を高められます」と述べています。
ServiceNowのCMDBは、ITおよびソフトウェア環境の正確かつ最新の状況を把握するための信頼できるシステムであり、企業がサービスの問題解決を迅速化し、リスクやコストを削減し、俊敏性を高めるために欠かせない存在です。しかし、現代のAIネイティブなソフトウェア環境では、コンテナやマイクロサービス、コードスニペットなど、ソフトウェア資産の頻繁な変動が課題となっていました。
Apiiroのプラットフォームは、ソフトウェアのコード構造やサプライチェーン、インフラを自動的に検出・マッピングし、変更のたびに最新の状態に更新することで、ソフトウェア資産の全体像を詳細に可視化します。これにより、プログラミング言語、API、ライブラリ、生成AIモデル、機密データ、オープンソースコンポーネントなどが常に最新かつ正確に管理されます。また、Apiiroから提供される正確なソフトウェア資産データを通じて、ServiceNowのAIによる自律型ワークフローの精度も高められます。
ServiceNowのセキュリティ製品担当責任者であるDeepak Kolingivadi氏は、「現在の常に変化し続けるソフトウェア環境において、正確で最新のCMDBを維持することは極めて重要です。ApiiroのAIネイティブな深層コード解析(DCA)およびコードからランタイムまでのコンテキストをServiceNowのクラウドベースのシステム・オブ・レコードと統合することで、開発・運用・セキュリティの各チームがリスクを把握した上で自動化されたワークフローを活用し、効率を高められるようになります」と述べています。
Apiiroについて
Apiiroは、AI時代のアプリケーションセキュリティをリードする企業です。同社のプラットフォームは、アプリケーションセキュリティ、リスク管理、開発チームが安全なソフトウェアを迅速に設計・開発・提供できるよう支援しています。Morgan Stanley、Blackrock、USAA、Rakuten、SoFi、Shellなどの企業がApiiroの技術を採用し、コード、サプライチェーン、インフラにわたるリスクを自動的に検出し、予防しています。ApiiroはGreylock、Kleiner Perkins、General Catalystといったベンチャーキャピタルから支援を受けています。
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