Startup Portfolio
BioTechのeGenesisが新たに医療責任者としてJay Barth博士を任命
ヒト移植用の臓器不足問題を解決すべく、遺伝子工学技術を駆使してヒトに適合する臓器の開発を目指すバイオテクノロジー企業eGenesisは、新たに最高医療責任者(CMO)としてJay Barth医学博士を経営陣に迎え入れることを発表しました。Barth博士は25年以上にわたり、臨床開発や医療関連業務で豊富な経験を持ち、直近ではAscidian TherapeuticsのCMOを務めていました。
eGenesisのCEOであるMichael Curtis博士は、「Barth博士は当社の優秀なチームに加わり、今後の重要な臨床開発の推進役となります。彼の革新的治療法に関する豊富な経験は、当社が進める独自の科学的アプローチにおいて大変貴重です。ヒト適合臓器を開発し、臓器不全治療を劇的に進化させるというミッションに向け、彼の貢献を期待しています」と述べています。Barth博士は、「移植医療の分野で画期的な取り組みを進めるeGenesisに、この重要なタイミングで参加できることを非常に嬉しく思います。専門的なチームと協力しながら、臨床能力をさらに強化し、臓器移植という分野における大きな課題に取り組んでいきたいです」と抱負を語りました。
Barth博士は、大手製薬企業およびバイオテクノロジー企業において数々の要職を歴任してきました。直近ではAscidian TherapeuticsでRNAエクソン編集技術の臨床開発を推進し、その前にはLexeo TherapeuticsのCMOとして、臨床および規制関連の組織構築を主導しました。また、Amicus TherapeuticsのCMO時代には、稀少疾患分野の治療法をフェーズIからIVまで大規模に発展させました。それ以前はPTC Therapeutics、Merck、Altana Pharma US、Eisai Medical Researchなどでも重要なポジションを務めています。Columbia大学で学士号を取得後、ペンシルベニア大学医学部で医学博士号を取得したBarth博士は、米国人類遺伝学会および米国遺伝子・細胞療法学会のメンバーであり、多数の医学論文にも著者として名を連ねています。
eGenesisについて
eGenesisは遺伝子編集技術を利用してヒトに安全で効果的に移植可能な臓器を開発し、世界的な臓器不足の解消を目指しています。独自のゲノム編集プラットフォームを通じて、種間の分子レベルの不適合性やウイルス感染リスクを克服する技術を有しており、現在は腎臓移植、急性肝不全、心臓移植に関する前臨床段階での成果をもとに臨床開発を推進しています。
関連ニュース
egenesis に興味がありますか?
最新ニュース
「SusHi Tech Tokyo 2025」に弊社 秋元 Co-Founder & General Partnerが登壇
2025/05/09
AIデータ基盤のVAST Data、Google Cloudと提携しAI開発を加速
2025/05/09
FinTechのStripe、決済向けAI基盤モデルとステーブルコイン対応口座を発表
2025/05/09
音声AIのSarvam AIがインドの11言語に対応した音声モデル「Bulbul-v2」を発表
2025/05/09
ヘルステックのRevSpring、MedTech Breakthrough Awardsの最優秀患者コミュニケーションソリューションに選出
2025/05/09