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2025/06/24

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犯罪予防のFlock Safety、民間企業間の犯罪対策連携を強化する「Flock Business Network」を発表

Flock Safetyは、犯罪予防に向けたセーフティテック分野のリーダーとして、企業間での協働を強化する新たなネットワーク「Flock Business Network」の立ち上げを発表しました。この業界初の取り組みは、民間セクターの組織がより安全かつ効率的に犯罪を予防・解決できるよう支援する、セキュアかつ協調的なハブとして設計されています。この発表は、カリフォルニア州ロングビーチで6月23日から25日まで開催される小売業界向けセキュリティイベント「NRF Protect」に先駆けて行われ、会場では同ネットワークのデモンストレーションが披露される予定です。

 

Flock Safetyの創業者兼CEOであるGarrett Langley氏は、「これまで法執行機関のお客様は、ネットワークの力を活用して脅威の特定や事件の関連付け、犯罪の抑止を行ってきました。今回、その同じネットワーク効果を民間にも拡大します」と述べ、企業同士が迅速かつ安全に連携できる仕組みの重要性を強調しました。すでにFlockは、ナンバープレート認識技術(LPR)を用いた車両情報の照合機能「LPR Plate Matching」をリリースしており、複数の企業が同一車両を捜査対象としているケースを結び付ける支援を行っています。Flock Business Networkはこの取り組みを正式に制度化し、企業が信頼できる相手とだけアクセス制御付きで連携できる安全な枠組みを提供します。これにより、社内ネットワークを公開することなく共同捜査やリソース共有が可能になり、応答速度の向上やセキュリティチームの負担軽減につながります。

 

Flock SafetyのVP of Retail StrategyであるOscar Arango氏は、「今の小売業界では、限られたリソースで高度な脅威に対抗しなければなりません。今後は協調型インテリジェンスの活用こそが鍵です」と語り、Flockが提供するネットワークとThinkLPとの連携が、現場のニーズに特化した強力なツールであると述べました。実際、Flockはこのたび、証拠管理プラットフォームThinkLPとの連携を拡張しました。この統合により、小売企業は犯罪捜査で得たナンバープレート情報をThinkLPの特定ケースに自動登録できるようになり、証拠の一元管理が可能になります。加えて、FlockのHotlistに車両を追加すると、登録した車両が再び検知された際にアラートを受け取れる機能も活用できます。現在、Flockのパートナー企業は全米で1,000社を超え、NRFトップ10小売企業のうち4社、全米最大級ショッピングモールの7施設、医療システム上位40のうち10施設が導入しています。NRF Protectでは、ブース#932にてFlock Business Networkのライブデモを実施予定であり、来場者はその場で導入効果を確認できます。

 

Flock Safetyについて
Flock Safetyは、犯罪予防と地域安全の実現を目的とした最先端のセーフティテクノロジー企業です。ハードウェアとソフトウェアの統合プラットフォームを通じて、自治体、法執行機関、企業、学校、地域住民が一体となる全米規模の安全ネットワークを構築しています。現在5,000以上の地域社会、4,500の法執行機関、1,000以上の企業に導入されており、高いプライバシー基準と責任ある技術革新を重視したリアルタイムインテリジェンスを提供しています。

 

TagsCyber SecurityUnited States

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