Agentic AIのSuperblocks、「AI Breakthrough Awards 2025」で年間最優秀ソリューション賞を受賞

セキュアな業務アプリ開発プラットフォームを提供するSuperblocksは、自社のAIエージェント「Clark」が、AI Breakthrough主催の「2025 Artificial Intelligence Breakthrough Awards」にて「Overall Agentic AI Solution of the Year（年間最優秀Agentic AIソリューション賞）」を受賞したと発表しました。AI Breakthrough Awardsは、AI業界を牽引する企業や技術、製品を表彰するグローバルな賞で、NVIDIA、Writer、Glean、Asana、Meta、Qualcomm、Microsoft、Databricks、Honeywellなどが過去の受賞企業として名を連ねています。

Clarkは、誰でも数分で本番環境対応の安全な業務アプリを作成できるAIプラットフォームです。ユーザーは簡単なプロンプト入力のみで、アプリの設計からデータ統合、アクセス権限の設定、Reactコードの生成までをAIが自動で行います。Clarkは、設計・開発・IT・セキュリティ・品質保証といった内部ツールチーム全体を模倣する「Mixture of Agents（複数エージェント構成）」を採用しており、ビジュアルエディターでの編集やコードによる拡張も可能です。これにより、開発者だけでなくビジネス部門やIT担当者も共同で安全にアプリ開発を行える新しい環境を提供しています。

Superblocksの共同創業者兼CEOであるBrad Menezes氏は、「現在市場には開発者向けのAIコーディング支援ツールがあふれていますが、真の変革は『誰がソフトウェアを作れるのか』という発想を変えることにあります。Clarkは、ビジネス担当者や部門責任者といった“新しい開発者層”を生み出し、エンタープライズでの安全かつ迅速な開発を実現しています」と語りました。

本アワードでは、生成AI、コンピュータビジョン、AIOps、Agentic AI、ロボティクス、自然言語処理、業界別AIアプリケーションなど、幅広いカテゴリで世界中から5,000件以上の応募がありました。Clarkは、その中で最も革新性と実用性を兼ね備えたソリューションとして選ばれました。AI BreakthroughのマネージングディレクターであるSteve Johansson氏は、「Clarkによって、技術的な専門知識がない社員でも、数分で実用的な業務アプリを構築できるようになります。社内ツールの開発にエンジニアの時間が費やされることは、企業の大きな非効率でしたが、Clarkはこの常識を覆しました」とコメントしています。SuperblocksはすでにInstacart、Carrier、Cventなどの先進企業に導入され、業務効率の向上や開発スピードの加速、エンジニアリングリソースの最適化に貢献しています。

Superblocksについて
Superblocksは、社内業務向けアプリケーション開発の在り方をAIで刷新するプラットフォームを提供しています。自然言語でプロンプトを入力するだけで、本番運用可能なアプリや業務自動化ツールを構築できるAIエージェント「Clark」を中核に、企業内のシステムやデータ、デザイン基準と連携しながら、裏側ではクリーンなReactコードを生成します。エンジニアやIT部門にとっても完全な可視性と制御性が確保されており、開発スピードの向上とボトルネックの解消を実現します。同社はSpark Capital、Kleiner Perkins、Greenoaks、Meritech Capitalなどから累計6,000万ドルを調達しており、Workday、Box、Oktaの創業者たちも出資しています。