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2025/07/01

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EdTechのElevate K-12、特別支援教育とELL対応のLIVE授業を拡充し、教員不足下でも質の高い学びをすべての子どもたちに

全米で深刻化する教員不足への対応として、シカゴ拠点のEdTech企業Elevate K-12は、特別支援教育と多言語学習者(ELL)向けにLIVE授業を拡張した新プログラム「Specially Designed Instruction」および「ELL LIVE」の提供を開始しました。これにより、障がいのある生徒や英語学習者にも、州の法令に準拠した質の高い授業を、認定教師によってリアルタイムで提供できる体制が整います。

 

Elevate K-12は、経験豊富な米国認定教師がリアルタイムでオンライン授業を行うプラットフォームであり、学校に配置されたパラプロフェッショナル(補助職員)と連携しながら教室でのサポートや運営を担います。授業は主要教科だけでなく選択科目や補習プログラムにも対応しており、投票、チャット、ホワイトボードなどのインタラクティブ機能を用いて、生徒の理解度を継続的にチェックする形式です。今回拡充されたELL LIVEでは、ESL(英語を第二言語とする人向け)認定教師が、Sheltered Instructionモデルに基づき、言語的支援やバイリンガル用語集を活用して、多言語学習者にも主要教科の内容が理解できるように授業を展開します。これにより、生徒の学習成果を高めるとともに、文化的多様性に配慮した包摂的な教育環境を実現し、地区が連邦の教育要件に対応することも支援します。

 

また、Special Education LIVEでは、軽度から中等度の障がいを持つ生徒に対し、Resource RoomやSelf-Containedの主要教科クラス、特別支援設計指導(SDI)などを通じて、個別支援計画(IEP)に基づく適切な指導が提供されます。地区の教員不足を補いながら、必要な法的義務を果たせる柔軟な体制を提供します。米国教育省は2024年度に特別支援教育向け助成金として155億ドルを配分しましたが、多くの教育機関は依然として資格ある教師の確保に苦戦しています。Milwaukee Public Schoolsの人材担当シニアディレクターであるMichael Harris氏は、「特別支援の教員を探し続けましたが、見つけられませんでした。試しにElevate K-12の特別支援クラスを導入したところ、その効果に驚きました」と語っています。Elevate K-12は、誰一人取り残さない質の高い教育を提供するというミッションのもと、全米の学校区との連携を加速しています。

 

Elevate K-12について
Elevate K-12は、K-12教育に特化したリアルタイムのオンライン授業を提供するEdTech企業です。シカゴに本社を構え、州認定教師による質の高い授業を全米の公立学校に提供しています。自校のカリキュラムに準拠した形で、教員不足を解消しつつ、生徒に効果的で魅力的な学びを届ける支援を行っています。技術と教育を融合させ、教育の公平性とアクセシビリティを全国規模で実現しています。

 

TagsEdTechUnited States

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