パーソナル・アシスタントのDuckbill、Gentreoと提携し「人生の転機」に伴う負担を軽減する統合サポートを実現

AIと人間のサポートを融合した次世代アシスタントプラットフォームを提供するDuckbillは、エステートプランニング（遺言・信託などの資産継承設計）に特化したGentreoとの新たなパートナーシップを発表しました。この提携により、結婚、離婚、介護、退職、死別、相続といった人生の重要な転換点における負担を、法的・実務的・感情的側面から包括的に支援する新しい支援モデルが誕生します。

DuckbillとHarris Pollが2024年に共同で実施した調査によると、米国成人の半数以上が「時間は贅沢品だと感じている」と回答しています。家庭や仕事に追われる中、人生の節目に求められる複雑な手続きや感情の処理を一人で抱えるのは困難であり、多くの人が“情報”ではなく“実際の手助け”を求めている現状が明らかになっています。Duckbillの創業者兼CEOであるMeghan Joyce氏は、「Duckbillは、人生のつらい局面に直面する人々が、書類作業から感情的負荷までを乗り越えられるように設計されています。Gentreoとの連携により、信頼できるエステートプランニングツールに直接アクセスできることで、必要なときに必要な支援を一貫して提供できます」と述べています。

今回の提携を通じて、Duckbillのユーザーは、Gentreoの提供する州ごとに最適化された遺言書、信託、委任状などを安全に作成・保管できるプラットフォームを、優待価格で利用できるようになります。また、GentreoのプラットフォームにもDuckbillのタスク実行支援機能が組み込まれ、利用者が大切な家族を亡くしたときや、高齢の親の介護、離婚、退職といった場面で、必要な手続きやライフタスクを代理で処理するなど、具体的な行動支援が可能になります。Gentreoの共同創業者兼CEOであるRenee Fry氏は、「私たちのユーザーは、人生で最も個人的かつ困難な時期にサービスを利用しています。Duckbillの力を借りることで、単なる計画作成にとどまらず、財務整理やアカウント解約といった実行フェーズまで支援できるようになります」とコメントしています。

両社の連携により、ユーザーはどちらのプラットフォームでも、人生の局面に応じた文脈ベースのプロンプトやツールを体験でき、全体最適化された支援を受けることができます。この取り組みは、「大人になること」を取り巻く法律的・実務的な障壁を取り除き、より多くの人にとって身近で利用しやすいサポートのあり方を再定義する試みです。

Duckbillについて
Duckbillは、人間とAIの力を融合させた個人向けアシスタントサービスです。AIによる即応性とパーソナライズ性に加え、現実世界を知る人間の粘り強さと創造性を活かして、ユーザーが煩わしいと感じるタスクを代行します。「不可能」は「もう少し説得が必要なだけ」と捉える実行力が特長で、人々が本当に大切なことに集中できるようサポートすることを使命としています。