トルコの個人投資家にとって不可欠な投資プラットフォームを提供する"Midas"がSeries Bで$80Mを調達

Midasは、QED Investorsがリードし、IFC、HSG(旧Sequoia China)、Spark Capital、Portage Venturesなどが参加したSeries Bで$80Mを調達し、トルコのFinTechスタートアップとして史上最大の投資を獲得しました。これにより、Midasのこれまでの資金調達総額は$140Mを超えました。

トルコの個人投資家にとって不可欠な投資プラットフォームを提供するMidasは、単一のプラットフォームを通じてトルコおよび米国株式市場、投資信託、暗号資産へのアクセスを提供することで、350万人の投資家にサービスを提供しています。

Midasは、米国市場で1取引あたり$1.50の固定手数料で取引を可能にする一方、Borsa Istanbulのすべての手数料や口座関連の費用(清算やカストディ費用を含む)を恒久的に廃止しています。さらに、ユーザーにリアルタイム市場データを無料で提供しています。

2020年の創業以来、Midasはトルコにおける個人の金融市場へのアクセス方法を根本的に変えてきました。手数料無料でシームレスかつユーザーフレンドリーな体験により、数百万人がMidasを通じて初めて投資を行いました。Midasユーザー全体で取引手数料は約$50M節約され、その半数がMidasで投資を始めています。

Midasはコストを劇的に削減することで業界の新たな基準を打ち立てました。米国株取引手数料を90%削減した後、2025年にはBorsa Istanbulのすべての手数料を恒久的に廃止しました。現在、Midasは無料のリアルタイム市場データや即時かつ手数料無料の送金を提供し、トルコの個人投資家にとって不可欠なプラットフォームとなっています。

大衆に投資を民主化した後、Midasはより高度な投資家向けツールに拡大しています。マージン投資、高度な分析ツール、Midas Proの提供に続き、Series B資金を活用してトルコおよび米国株式のデリバティブ取引を導入する予定です。

展開は9月に米国オプション取引から始まり、投資家に無料のリアルタイムデータ、競争力のある価格設定、直感的なインターフェースを提供し、デリバティブ市場に「Midas Standard」をもたらします。

同時に、Midasはセキュリティおよび運用のレジリエンス強化にも投資を拡大しています。国際基準に対応したインフラを構築することで、安全で信頼性が高く中断のない投資体験を提供し続けることを約束しています。

「創業当初から、私たちの使命はすべての人に投資を身近で手頃かつシームレスにすることでした。今日では、数百万人がMidasを通じて投資を管理しています。今回の新たな資金により、すべての投資ニーズを1つのプラットフォームに統合する包括的なエコシステムを構築しながら、セキュリティおよび技術インフラをさらに強化していきます。これにより、トルコ国内外の個人投資家のニーズに応えるフィンテック企業として成長を続けることが可能になります。」とMidasのCEOは述べています。