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Voice AIのHume AIとReality Defenderが提携、音声ディープフェイク対策を強化
RSAイノベーションアワードを受賞したディープフェイク検出プラットフォームReality Defenderは、感情を理解し応答できるVoice AIを開発する研究主導のテクノロジー企業Hume AIとの戦略的提携を発表しました。この提携により、Reality DefenderはHumeの最先端音声AIモデルへの早期アクセスを獲得し、高度な音声ディープフェイクが拡散する前に対応・防止する能力を強化します。Reality DefenderはHumeの音声AIから得られる知見を研究に活用し、進化する音声ベースの脅威に対抗するプラットフォームの能力をさらに高める予定です。両社は「AIを善の力として活用する」という共通の理念を掲げ、悪用からの防御と責任ある技術開発を推進しています。
Reality DefenderのCEO兼共同創業者であるBen Colman氏は、「Hume AIとの提携は、AI社会における信頼を実現する上で大きな一歩です。AI生成とAI防御のリーダーが協力することで、次世代の音声検出を拡張し、悪意ある攻撃者を阻止できます」と述べました。Hume AIのCOOであるJanet Ho氏も、「音声AIがよりリアルになるほど、倫理的かつ安全に利用されるための予防策が不可欠です。Reality Defenderとの緊密な協力を楽しみにしています」と語っています。両社はすでに各社のAPIを発表しており、Reality Defenderはディープフェイク検出APIを、Hume AIは共感的音声インターフェース「EVI」APIを提供しています。今回の提携は、高度なAI機能を広く普及させつつ、安全性と倫理を両立させる新たなモデルケースとなります。
Hume AIについて
Hume AIは、人間の感情を理解し応答できる世界初のVoice AIを開発する研究ラボ兼テクノロジー企業です。科学的知見に基づいた共感的音声インターフェースを提供し、メンタルヘルスからカスタマーサポートまで、人間中心のAIアプリケーションを実現しています。