HealthTechのAlightが、Sword Healthをパートナーネットワークに追加、従業員のMSK・メンタルヘルスケアを強化

クラウドベースの人材・福利厚生サービスを提供するAlightは、パートナーネットワークにAIヘルスケアプラットフォームのSword Healthを追加したと発表しました。これにより、Alightの「Worklife」プラットフォームを利用する従業員は、個々の筋骨格系（MSK）やメンタルヘルスのニーズに合わせたケアを受けられるようになり、雇用主にとっても医療費削減や成果改善につながります。

Sword Healthは、慢性痛ケア「Thrive」、予防・傷害回避「Move」、女性の骨盤ヘルスケア「Bloom」など、専門的なMSKソリューションを提供しています。さらにAI主導のセラピー「Mind」により、ライセンスを持つ心理学者と連携しながらメンタルヘルス支援を行います。利用者はFDA登録デバイスとリアルタイムのバイオフィードバックを活用した個別プログラムに取り組み、臨床プロトコルはセッションごとに調整されます。

Sword Healthはすでに10億ドル以上の医療費削減を実現し、導入企業は12か月で平均2.7～3.7倍のROIを達成しています。また、料金の半分を成果連動型とするモデルを採用し、年間費用は1人あたり799ドルに上限設定されています。Alightのパートナーシップ担当VPであるMissy Van Brocklin氏は「従業員に透明性のあるMSK・メンタルケアを提供し、雇用主のコスト削減と成果改善を同時に実現できる」と述べました。

Sword HealthのSVPであるCharles Cuzzell氏も「Alightとの提携により、広範な顧客基盤に当社の臨床的に検証されたソリューションを提供できる」と強調しています。この提携は、従業員の生活の質を改善し、雇用主が最大のコスト要因の一つである医療費を抑えることに貢献します。

Sword Healthについて
Sword Healthは、AIを活用して世界中で利用可能な臨床水準の医療サービスを提供するプラットフォームです。慢性痛や骨盤ヘルスからメンタルヘルスまで領域を拡大し、2020年以来50万人以上の会員が延べ700万回のAIセッションを実施しました。1,000社以上の企業顧客が導入し、10億ドル以上の不要な医療費を削減。Khosla VenturesやGeneral Catalystなどの大手VCから4億ドル以上を調達し、40本以上の臨床研究と特許を基盤にヘルスケアのAIシフトを推進しています。