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DefenseTechのQuantum Systems、無人トラックのFernrideを買収し防衛向け陸上物流を強化
自律型ドローンを手がけるドイツのユニコーン企業Quantum Systemsは、ミュンヘン拠点の自動運転トラックスタートアップFernrideを100%買収したと発表しました。Fernrideが防衛用途への転換を進めていることを受け、Quantum Systemsは陸上分野の事業拡大を目的に同社を完全子会社化しました。取引金額は公表されていません。
Fernrideは2019年にミュンヘン工科大学のスピンオフとして設立され、当初は物流拠点向けの自動運転トラック技術を開発してきました。既存のトラックにセンサー、カメラ、ソフトウェアを後付けし、人間が遠隔支援できる仕組みを特徴としており、物流ハブや港湾などでの運用を想定していました。同社はHelantic、Hensoldtの元CEOであるThomas Müller氏、DTCF、10X Foundersなどの投資家から支援を受け、これまでに累計7,500万ユーロを調達しています。
Fernrideの共同創業者兼CEOであるHendrik Kramer氏は、2024年後半に防衛用途へのシフトを示唆しており、2025年9月には防衛向けユースケースの構築を目的に1,800万ユーロのエクステンションラウンドを実施しました。Kramer氏は、防衛分野ではドローンや戦闘機、戦車が注目されがちだが、弾薬や食料、水を前線へ届ける物流がなければ機能しないと述べ、防衛物流こそが基盤インフラであると強調しています。
Quantum Systemsの共同創業者兼共同CEOであるFlorian Seibel氏は、今回の買収によってFernrideの商用用途を放棄するわけではないと明言し、遠隔トラック運用や港湾オペレーションといった民間向けビジョンも引き続き実現していく考えを示しました。Quantum Systemsは2025年にEFT Mobility、AirRobot、Nordic Unmannedを相次いで買収しており、防衛スタートアップが競争優位を維持するためにM&Aを活用して成長する動きが欧州で強まっていることを象徴する事例となっています。
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