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2025/12/22

Startup Portfolio

ストックホルム拠点で人気のvibe codingスタートアップの"Lovable"がSeries Bで$330Mを調達し評価額は$6.6Bに急拡大

Lovableは、CapitalGとMenlo Venturesがリードし、Khosla Ventures、Accel、EQTなどが参加したSeries Bで$330Mを調達し、これまでの資金調達総額は$550Mになりました。評価額は前回資金調達した2025年7月から6か月足らずで3倍となる$6.6Bに跳ね上がり、史上最速で成長するソフトウェアスタートアップとなりました。

ストックホルム拠点で人気の「vibe coding」スタートアップのLovableのAIコーディングツールは、文章によるプロンプトだけで誰でもWebサイトやアプリを構築できるようにするものです。

余暇に開発していたAIコーディングツールがほぼ一夜にして開発者向けプラットフォームGitHubのトレンドページのトップに躍り出たことをきっかけに、2023年にLovableは創業されました。このツールの即時的な成功を受けて、2023年10月にSeedで$8Mを調達し、2024年11月に「vibe coding」ツールをローンチしました。先月、同社のアクティブユーザー数が800万人に達したと述べており、7月時点の230万人から3倍以上に増加しています。当時、同社はサブスクリプションで1日あたり約$1Mを計上しているとForbesに語っていました。

7月、Lovableはローンチから8か月で年換算サブスクリプション収益$100Mに到達し、18か月および約2年で$100Mに達したクラウドセキュリティスタートアップWizやHRプラットフォームDeelを上回りました。直接の競合であるReplitは、AIコーディングツールのローンチから1年以内の9月に年換算収益$150Mに到達しています。

AIコーディングツールは今年、非常に大きな成長を遂げています。Cursorは11月に評価額$30Bで$2.3Bを調達しました。一方、Cognitionは9月に$400M超を調達し、評価額$10.2Bに達しています。しかしLovableは、プロのプログラマー向けに設計されたCursorやCognitionのようなAIコーディングスタートアップとは一線を画しています。Lovableは、コードを書けない可能性のある、はるかに大きなユーザー層に焦点を当てた直接競合を上回る成長を見せています。その中には、9月に評価額$3Bで$250Mを調達したReplitや、1月に推定評価額$700Mで$105Mを調達したStackBlitzが含まれます。

それでもなお、大手テック企業の参入により競争は激化しています。FigmaやSquarespaceは独自のコード生成ツールを構築しており、Wixは6月に「vibe coding」スタートアップのBase44を$80Mで買収しました。Googleは7月に「vibe coding」ツールWindsurfの創業者を$2.4Bで買収しており(同スタートアップの残りの資産は後に推定$250MでCognitionが取得しました)、OpenAIやAnthropicも独自のコーディングツールを直接販売しています。

 

TagsDevOpsAI

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