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2026/03/04

Startup Portfolio

インドでオンライン家事代行サービスを提供する"Pronto"がSeries Bで$25Mを調達し評価額は倍増の$100Mに拡大

Prontoは、Epiq Capitalがリードし、Glade Brook Capital、General Catalyst、Bain Capital Venturesも参加したSeries Bで$25Mを調達し、これまでの資金調達総額は$40Mとなりました。設立から9カ月の同社の≈となり、これは2025年8月時点の$45Mの評価額から2倍以上、また2025年5月にステルス状態から公開された際の$12.5Mの評価額の8倍以上にあたります。

インド・ベンガルールを拠点とするオンライン家事代行サービスを提供するProntoは、インドの大部分が非公式な形で運営されている家事代行市場をオンライン化する取り組みを進めています。Prontoは、日常の家事に関する迅速で構造化されたサービスを提供しています。例えば床掃除や食器洗いなどの作業に対して、トレーニングを受け身元確認が済んだプロフェッショナルをオンデマンドで提供することを約束しています。

同社によると、サービスを展開している都市内の複数のマイクロマーケット(都市内のサービス提供可能エリア)では、約10分以内に作業員を派遣することが可能です。これは従来型のホームサービスよりも、クイックコマースに近いサービスモデルです。各作業員は同社内で「Pro」と呼ばれており、予約を受ける前に対面トレーニングと身元確認を受けます。また、非公式な雇用形態が多いこの業界に比べ、より安定した収入を得られるように構造化されたシフトが割り当てられています。

Prontoの創業者によると、同社は現在1日あたり18,000件の予約を処理しており、これは昨年の約1,000件から大きく増加しています。顧客が最初の予約から2回目の予約までにかかる中央値はわずか2日です。また、上位10%のユーザーは月に9回以上注文しています。同社は6月までに1日70,000件の予約を目標としています。

また、同社は地理的な拡大も急速に進めています。過去7カ月でサービス提供都市は1都市から10都市へ拡大し、Delhi NCR、Bengaluru、Mumbaiなどを含むようになりました。また、マイクロマーケットは5エリアから150以上へと拡大しました。ただし、予約の大半は依然として限られた地域に集中しており、New Delhi周辺都市を含むNational Capital Regionが全体の約半分の予約を占めています。

「Prontoは、まだインドの家事サービス市場のごく一部しか取り込めていません。この市場では、依然として大半の雇用が非公式ネットワークを通じて行われています。私は今でも、この市場の99.99%が完全にオフラインだと考えています。全体として見ると、このようなサービスを1日あたり利用している人は10万人未満です。一方で、数千万世帯がオフラインの雇用形態に依存しています。」とProntoの創業者は語りました。

市場調査もこれを裏付けています。Redseer Strategy Consultantsのレポートによると、ホームサービス市場全体はFY2025時点で約₹5,100B〜₹5,210B(約$56B〜$57B)と評価されています。しかしオンライン浸透率は総取引額の1%未満にとどまっており、口コミや紹介といった従来チャネルが依然として強く根付いていることを示しています。一方で現在は小規模なオンライン市場は、所得増加、都市化、そして信頼性や利便性への需要の高まりを背景に、FY2030まで年平均18%〜22%の成長が予測されています。

Prontoのプラットフォームでは現在4,500人のアクティブなプロフェッショナルが働いており、その約99%が女性です。月に約20日間シフトをこなす作業員の中央値収入は₹23,000〜₹25,000(約$251〜$273)です。月次の作業員リテンション率は70%以上となっています。それでも需要は新規作業員の登録を上回っており、予約数は週次で約20%増加しています。

Prontoのユニットエコノミクスは、新市場への拡大に伴いまだ進化の途中です。最も古いマイクロマーケットであるGurugramではコントリビューションマージンがすでに黒字化しており、「非常にポジティブな兆し」が見えているとしています。一方、新規市場は依然として投資フェーズにあります。

Prontoは、これまでに約$8Mを消費しており、今回の資金調達後は約2年間のランウェイを確保していると述べています。

今回調達した資金は主に、より多くのプロフェッショナルのオンボーディング、既存市場でのプレゼンス強化、新都市への拡大に使われる予定です。また同社は料理、洗車、犬の散歩などの新サービスの試験導入も進めており、サロンサービスなど新しいカテゴリも検討しています。ただし現在のところ、掃除、床拭き、食器洗いといった基本的な家事がプラットフォームで最も利用されているサービスです。

同社のコアチームは約60人で構成されており、そのうち約15〜16人がエンジニアリング、プロダクト、デザインを担当しています。一方マーケティングは少人数で、ブランドチームとパフォーマンスチームで構成されています。

Prontoは現在、インドのホームサービス市場で競争が激化する分野で事業を展開しています。競合にはSnabbitや上場企業Urban Companyなどがあります。

Snabbitは10月末に$30Mを調達し、評価額は$180Mとなりました。これは5カ月で2倍以上の増加です。同社は2月に約830,000件の注文を記録し、12月の約500,000件から増加しました。一方Urban Companyは、2月に1日50,000件以上の予約を突破したと発表しています。

Sensor Towerのデータによると、Prontoのデイリーアクティブユーザーは1月下旬から2月下旬にかけて約37%増加し、約101,000人となりました。同期間でSnabbitは約30%増加し、約93,000人のデイリーユーザーとなっています。

 

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