Startup Portfolio
がん臨床開発の効率化を支援するAI創薬開発基盤のPhaseV、Damon Runyon Cancer Research Foundation支援を拡大
PhaseVは、臨床開発向けAI・機械学習基盤を提供する企業として、Damon Runyon Cancer Research Foundationへの認知拡大と資金支援を目的とした「Timmerman Traverse」への参加と、「Mt. Emerson」レベルでの協賛を発表しました。Timmerman Traverseは、California州High SierraのEvolution Rangeを横断する数日間の遠征企画であり、バイオテクノロジー業界の経営者や研究者が集い、がん研究支援のために資金を募る取り組みとして知られています。今回の協賛は、PhaseVが幅広い治療領域で臨床開発を最適化するという事業方針の一環であり、特に新たながん研究を加速し、有望な治療法をより早く患者へ届けるという戦略的な重点領域とも重なっています。
PhaseVは今回の遠征協賛に加え、2026年第2四半期に新たに受注したすべての腫瘍領域関連案件の純収益の5%をDamon Runyon Cancer Research Foundationへ寄付する方針も示しました。単発の協賛にとどまらず、本業と連動した形でがん研究支援を継続的に強めていく姿勢を打ち出した形です。臨床開発の効率化によって新しい治療候補を患者へ早く届けることを目指すPhaseVにとって、若手がん研究者を支援する団体との連携は、自社の使命とも強く結びついています。
Damon Runyon Cancer Research FoundationのPresident兼CEOであるYung S. Lie, PhDは、PhaseVの参加を歓迎し、その支援によって大胆で革新的な研究に若手研究者が挑戦できるようになると述べています。がん研究においては、小さな改良の積み重ねだけでなく、既存の前提を変えるような発想が重要であり、臨床開発を改善する技術は、そうした画期的な着想を実際の医療へ変えていくうえで欠かせないと評価しています。
Timmerman Traverseは、個人としての挑戦と、重要な社会課題のための連帯を両立する催しとして、バイオ業界内で高い認知を得ています。参加者は過酷な山岳行程に挑みながら、がん研究支援という共通の目的のもとで関係を深めていきます。PhaseVからはVice President of Business and Corporate DevelopmentのHamza Sheikhが遠征に参加する予定です。同社は、この挑戦の精神が、がん克服に必要な持久力と協調性を象徴していると位置づけています。
CEO兼共同創業者のRaviv Pryluk, PhDは、Timmerman Traverseは持久力と協力の象徴であり、それはがんを克服するうえでも中核となる価値観だと述べています。そしてPhaseVも同じ精神を臨床開発に注いでいると説明しています。Hamza Sheikhと他の参加者たちが、開発上の障害を乗り越え、がん領域の技術革新をより早く患者へ届ける助けとなることを願っていると語っています。つまり、今回の支援は単なる社会貢献ではなく、同社が臨床開発で追求する価値と深く一体化した活動です。
この遠征を主催するのは、バイオテクノロジー分野で有力なニュースレターとして知られるTimmerman Reportの創設者兼編集者であるLuke Timmermanです。Timmerman Traverseは2023年以降、Damon Runyon Cancer Research Foundationのために300万ドル超を集めており、その資金は100%若手がん研究者支援に充てられています。Luke Timmermanは、この遠征はバイオ業界のリーダーに、研究室を離れて山道に出ることで、自分たちが信じる大義を支える機会を与えるものだと述べています。完走には粘り強さ、チームワーク、強さが求められ、それらはいずれもがんとの闘いに必要な資質だとしています。PhaseVの今回の協賛は、AIと機械学習を通じて臨床試験を効率化する企業が、研究支援の現場でも積極的な役割を担おうとしていることを示しています。がん治療の進歩には、研究の質だけでなく、適切な資金供給、若手研究者の育成、臨床開発の迅速化が不可欠です。PhaseVは、自社の技術で治験の成功確率や効率を高めるだけでなく、研究そのものを後押しする側面でも存在感を強めようとしています。今回の取り組みは、創薬開発基盤企業が、がん研究の広い生態系の中でどのように貢献できるかを示す事例といえます。
PhaseVについて
PhaseVは、Bostonを拠点とする臨床開発向けAI・機械学習企業です。統合型かつ複数データ様式に対応した基盤を通じて、臨床試験ライフサイクルのあらゆる段階を最適化することを目指しています。ClinOps Optimizer、Trial Optimizer、Portfolio Optimizer、Response Optimizerなどの中核製品により、バイオ医薬品企業やCROが最適な資産、適応症、患者集団を選定し、固定型試験、Bayesian試験、適応型試験を迅速に設計、計画、実行できるよう支援しています。これまで45社を超える大手製薬・バイオ企業に導入され、治験費用を最大50%削減し、成功確率を30%以上高める成果を示しています。
関連ニュース








PhaseV に興味がありますか?
最新ニュース

早期診断と個別化支援で不妊治療の最適化を進める女性・家族向けデジタルヘルスのMaven Clinic
2026/04/15

契約業務を高速化するリーガルテックAIのSpellbook、Scott Stevensonがカナダ最速成長企業の経営者賞を受賞
2026/04/15

創薬困難標的に挑むペプチド創薬のParabilis Medicines、経営体制を強化
2026/04/15

高度な生成AI技術のOpenAI、Novo Nordiskと創薬と製薬業務の高度化を進める戦略提携
2026/04/15

自律制御と先進AIを統合する無人防衛システムのMach Industries、Anand Gopalanを自律・システム責任者に起用
2026/04/15
