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2026/07/07

Startup Portfolio

フロンティアAIのAnthropic、オーストラリアで最大150億ドル・1.4ギガワット規模のデータセンター確保に向け入札を進める

Anthropicが、オーストラリア国内で少なくとも1.4ギガワットのデータセンター計算能力を確保する計画を進めています。投資規模は最大で約150億ドル(約216億豪ドル)に達する可能性があり、実現すればオーストラリアで公表されたAIインフラ投資として最大級のものになります。同社はオーストラリア紙が報じた非公開の入札文書の中で、2027年末までに少なくとも1ギガワットを稼働させる方針を示しています。

Anthropicは今年オーストラリア国内に拠点を開設済みで、現地政府とはAIの安全性研究などで協力する覚書も交わしています。今回の調達では、1.4ギガワット超の大規模施設を建設・運営できる開発パートナーとの提携を優先する一方、適地がなければ共同で用地を開発する選択肢も残しているとされます。最終投資判断は数週間以内に下される見通しで、案件は複数の契約に分割される可能性も指摘されています。

大量の電力を必要とするAI学習向け施設の立地先として、豊富な再生可能エネルギーや広大な用地、政治的な安定性、そして成長著しいアジア太平洋市場への近接性を備えるオーストラリアへの関心が高まっています。今回の計画は、次世代AIモデルに必要な計算資源を確保する世界的な競争が、電力網や用地確保を巻き込む段階に入ったことを示すものといえます。入札候補にはデータセンター事業者IRENなどが挙がっていると報じられています。


Anthropicについて
Anthropicとは、大規模言語モデル「Claude」を開発する米国のAI企業です。2021年にOpenAIの元幹部であるDario AmodeiとDaniela Amodeiらによって設立され、本社はカリフォルニア州サンフランシスコに置かれています。AIの安全性を重視した研究開発を掲げ、対話型AIや企業・開発者向けのAPI、コーディング支援などを主力とします。近年は科学研究や創薬向けの製品も展開し、大手クラウドとの連携やインフラ投資を拡大しています。信頼できるAIシステムを社会に広く提供することを使命としています。

 

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