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LLMのOpenAI、高度な脆弱性研究向け「GPT-5.6-Cyber」を公開しDaybreakを2段階アクセスへ拡張
OpenAIは、認証されたサイバーセキュリティ研究者向けの専用モデル「GPT-5.6-Cyber」を発表し、サイバー防御プログラムDaybreakを「Daybreak Blue」と「Daybreak Red」の2段階に拡張しました。BlueではGPT-5.6 Solなどの汎用フロンティアモデルを防御目的に利用でき、Redでは脆弱性研究やエクスプロイト検証など、より高度でデュアルユース性の高い作業向けにGPT-5.6-Cyberを提供します。
GPT-5.6-CyberはGPT-5.6 Solを基盤として、ゼロデイ脆弱性の発見や複数の脆弱性を組み合わせるexploit chainの開発などに特化して追加学習されています。OpenAIの内部評価「Advanced Cybersecurity Completion Rate」では、高度なサイバー要求への完遂率がGPT-5.6-Cyberで95.0%となり、通常のGPT-5.6 Solの1.5%を大幅に上回りました。また、OpenAIは同モデルを使った調査でChromeに利用されるV8 JavaScriptエンジンから未知の脆弱性2件を発見し、Googleへ報告したとしています。
生成AIのサイバー能力が高まるにつれ、モデル自体を一律に制限する方式では、防御側の研究者まで有用な機能を利用できなくなる問題があります。OpenAIは利用者の認証、監視、用途制限を強化したうえで、高度な能力を防御側へ先行提供する方式を採用しています。Cisco、Palo Alto Networks、SentinelOne、Sophos、EY、PwCなどもDaybreakのパートナーとして参加しており、フロンティアAIをサイバー防御の実運用へ組み込むための新しいアクセス管理モデルとして注目されます。
OpenAIについて
OpenAIとは、2015年に設立されたAI研究・開発企業です。大規模言語モデルGPTシリーズ、ChatGPT、ソフトウェア開発支援のCodexなどを提供しています。企業や開発者向けにはAPIやAIエージェント基盤も展開しています。近年は高度なAIモデルの安全性評価やサイバーセキュリティ研究にも注力しています。AGIが人類全体に利益をもたらすことを使命としています。
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