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生成AIのAnthropic、10月にシンガポール拠点を開設しアジア太平洋で5か所目の拠点に
Anthropicは、10月にシンガポールで事務所を開設すると発表しました。東京、ベンガルール、ソウル、シドニーに続く、アジア太平洋で5か所目の拠点になります。同社は今回の進出について、Claudeに対する企業からの強い需要が背景にあるとし、シンガポールを際立った市場だと説明しています。同社が公表しているEconomic Indexの最新版では、人口比で見たClaude.aiの利用率でシンガポールが121か国中2位となり、人口規模から想定される水準の5.81倍に達しています。
地域の商用部門を率いるASEAN担当ゼネラルマネージャーには、シンガポールを拠点とするDale Finlayが就任します。同氏はGoogle Cloudで10年近く、アジア太平洋の企業向け、金融向け、AI関連の事業開発を担ってきました。Finlayは、東南アジアの顧客と仕事をしてきた経験から、AI導入を阻んでいるのは意欲ではなく信頼であり、信頼が成り立った後に本当の作業として残るのは、AIを実際の業務の進め方へ組み込むことだと述べています。現地採用も既に始まっており、応用AI、企業向け営業、公共部門向け営業、財務、マーケティング、経済調査にわたる9件の職種が同社の採用ページに掲載されています。
国際部門のマネージングディレクターを務めるChris Ciauriは、1人あたりのClaude利用が世界でも最上位のシンガポールに拠点を置くのは自然な次の一歩だとし、現地に拠点があれば、この市場を最もよく知る人材を採用し、Claudeで開発を進める顧客や取引先と並んで働けると述べました。同社はスタートアップやデジタル企業から大企業、公共部門まで幅広い組織と取り組む計画で、金融や行政といった規制の強い分野で特に需要が強いとしています。進出の理由としては、技術人材と国際企業、研究機関の集積に加え、産業全体へAIを行き渡らせ労働者の技能を高めつつ、責任ある導入を維持しようとする同国の方針を挙げました。シンガポールには既にOpenAIやGoogle DeepMindも拠点を構えており、同じ日にDatabricksも同国での大規模な拡張を公表しています。
Anthropicについて
Anthropicとは、2021年に設立されたアメリカの人工知能企業で、本社はカリフォルニア州サンフランシスコにあります。Dario AmodeiとDaniela Amodeiのほか、Ben Mannらが共同創業しました。主力製品は大規模言語モデル群Claudeと、開発者向けAPI、エージェント型のコーディング環境Claude Codeです。モデルの研究開発と法人向け提供を軸に、解釈可能性研究や責任あるスケーリング方針など、安全性を重視した開発体制を特徴とします。AIを安全かつ有益な形で社会に実装することをミッションに掲げています。
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