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世界初ホタテ貝の養殖を目指すエルサレムのスタートアップMermade Seafoodsが初期資金を獲得
エルサレムのフードテック系スタートアップが、細胞から作る養殖ホタテを生産する細胞農業技術で、世界の1000億ドル規模の水産業のハイエンド分野であるホタテ市場に狙いを定めています。Mermade Seafoodsは、CEOを務めるダニエル・アインホーン、CTOで発生学者・微生物学者のローテム・カディール博士、COOで幹細胞の誘導・培養に詳しい生物学者のトマー・ハレヴィ博士によって2021年に設立されました。OurCrowd、米国のVCファンドFall Line Capital、オランダの投資会社Sake Boschなどを投資家とする330万ドルのシードラウンドを発表しています。同社は、この取り組みにより、世界のホタテ市場を効率化し、高品質で美味しい商品を、現在よりもはるかに安い価格で提供することが可能になると述べています。
新鮮なホタテは、高級レストランでは高価なメニューの一つであり、米国の鮮魚市場では1ポンドあたり15~40ドルもすることがあります。ホタテの収穫量は変動し、需要の増加と供給の制限から、ほとんどの生産が養殖(魚の養殖)に頼っています。養殖肉や鶏肉は商業的な開発が進んでいますが、養殖魚や水産物の技術はまだ始まったばかりです。
Mermade社は、養殖ホタテの製造に必要な細胞の増殖に微細藻類を利用することで、生産と最終製品のコスト効率を高め、栄養価の高い「循環型生産方式」の新規手法を開発しました。これは、同社が「cytoponics」と呼ぶ、魚と植物の生産を組み合わせたアクアポニックスを応用したもので、いくつかの特許を申請しています。この方法は、細胞培養した製品から出るバイオ廃棄物を藻類の餌として再利用し、その藻類を成長培地(微生物の成長を助ける栄養分などを混ぜたもの)として、細胞の餌とする方式です。
この戦術は魚介類に限らず、医薬品など幅広い細胞培養の応用が可能で、最初の製品はホタテにですが、同社は次のように述べています。「ホタテは世界中で人気のある料理ですが、高価格と深刻なサプライチェーン問題による品不足に悩まされているため、最初の製品として注目することにしました。他の複雑な肉製品に比べ生産が簡単で、比較的早く市場に出すことができます。」
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