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AIインフラのCrusoe、Aalo Atomicsと小型原子炉で稼働する「AI Factory」の実証計画を始動
AI向けデータセンターとクラウド基盤を開発するCrusoeは、小型原子炉を開発するAalo Atomicsと戦略的パートナーシップを締結し、原子力で稼働するAIデータセンター「AI Factory」の開発・実証に乗り出しました。最初の実証では、米国アイダホ国立研究所にCrusoeのモジュール型データセンター「Crusoe Spark」を設置し、Aaloの原子炉から供給される電力でCrusoe Cloudを稼働させます。両社は2027年の運転開始を計画しており、AIワークロードに対する小型原子炉の有効性を検証します。
Aaloは、米国エネルギー省のReactor Pilot Programに参加し、2026年7月4日にAalo-X試験炉で核分裂の連鎖反応が持続する臨界状態を達成しました。同社はアイダホ国立研究所で2基目の原子炉建設にも着手しており、商用規模の発電システムとCrusoe Sparkを接続する準備を進めています。実証後は、複数の小型原子炉を組み合わせる「Aalo Pod」と出力50メガワットのXMR発電所を、2029年末までにCrusoeのデータセンターへ導入する構想です。
生成AIの学習・推論に必要な電力が急増する中、十分な送電容量を持つ立地を確保できるかどうかがデータセンター建設の大きな制約になっています。今回の計画は、データセンターを既存の電力網に接続するだけでなく、計算設備と専用電源を一体として設計する動きを象徴しています。小型原子炉は安定した電力を継続的に供給できる可能性がある一方、商用化には安全審査、規制対応、建設費、運転実績の蓄積が必要であり、2027年の実証がAIインフラと原子力を結び付ける重要な試金石となります。
Crusoeについて
Crusoeとは、2018年にChase LochmillerとCully Cavnessによって米国コロラド州デンバーで設立されたAIインフラ企業です。AI向けデータセンターの設計・建設、GPUクラウド「Crusoe Cloud」、マネージドAIサービス、エネルギー調達などを提供しています。創業当初は油田で焼却処分される余剰天然ガスを計算処理に活用する事業を展開し、その後、エネルギーからデータセンター、クラウドまでを一体で構築する事業モデルへ拡大しました。計算能力だけでなく、電源、施設、冷却設備を含むAIインフラ全体を垂直統合できる点を強みとしています。エネルギーと知能を豊富に利用できる社会の実現を加速することをミッションとしています。
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