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2026/10/22

Startup Portfolio

AIインフラのCrusoe、Araicoと提携しパラグアイの水力発電を活用したAIクラウド拠点を計画

Crusoeは、パラグアイのエネルギー・インフラ開発企業Araicoと、イタイプ水力発電所の電力を利用する高性能AI計算基盤の整備に向けて戦略的提携を結びました。同社にとって中南米初の専用AIクラウド展開となる計画です。初期設備の稼働後、IT設備の容量を106MWまで拡張できる構想を示し、長期的には全体で約280MWへ広げる選択肢も設けています。これらは稼働済みの能力ではなく、今後の段階的な整備を前提とした計画値です。

建設予定地はイタイプの変電所に隣接し、再生可能エネルギーである水力発電から直接電力を受ける設計です。Araicoは現地での開発と敷地内のインフラ整備を主導し、Crusoeは計算設備の提供、管理、運用を担います。サービスはCrusoe Cloudを通じて提供し、中南米域内の需要だけでなく、アメリカのクラウド利用企業も対象とします。現地の電源と開発ノウハウにCrusoeのAIインフラ運用を組み合わせ、地域内外へ計算資源を供給する役割分担です。

今回の提携は、計算需要のある場所に電力を集めるだけでなく、豊富な電力が存在する場所へAI設備を配置するCrusoeの方針を具体化するものです。パラグアイ政府は、同国の水力資源を技術産業の成長や雇用につなげる取り組みとして位置づけています。Crusoeは北米と欧州に加えて中南米へ事業基盤を広げる一方、初期設備の規模や採用GPU、顧客別の割り当ては公表していません。大規模な拡張余地と、実際に供給される計算能力は分けて捉える必要があります。

 

Crusoeについて
Crusoeとは、2018年に設立されたアメリカのAIインフラ企業で、本社はコロラド州デンバーにあります。Chase LochmillerとCully Cavnessが共同創業しました。主力サービスはGPUクラウドのCrusoe Cloudで、AIモデルの学習や推論を支えます。電力調達、データセンターの設計・建設、機器製造、クラウド運用を一体で手がける点が特徴です。豊富なエネルギーと計算資源を結びつけ、エネルギーと知性の豊かさを加速することをミッションに掲げています。

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