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高精度測位のPoint One Navigation、Baltic Towersと連携しバルト3国へセンチメートル級の位置補正網を拡張
Point One Navigationは、通信塔運営会社Baltic Towersと提携し、エストニア、ラトビア、リトアニアで高精度測位を支えるRTK補正ネットワークを整備すると発表しました。Baltic Towersが持つ約2,700カ所の通信塔・屋上拠点を活用し、Point Oneが自社の衛星測位基準局を設置・運営する計画です。欧州で提供する補正サービスをバルト3国にも広げ、国境をまたいで移動する機器を同じAPIとアカウントで管理できる環境を目指します。
RTKは、位置が正確に分かっている基準局と衛星信号を比較し、通常の衛星測位で生じる数メートル規模の誤差を小さくする技術です。同社は基準局間隔を40キロメートル未満にそろえる設計を採り、電源や通信回線を備えた通信塔を活用して配置の自由度と展開速度を高めます。補正情報は標準的な形式で配信し、対応受信機なら独自ハードウェアを必要としません。同社によると、単一基準局方式とNetwork RTKでは1~2センチメートルの精度を提供します。
最初の活用主体にはBaltic Towers自身も含まれます。同社はドローンで通信塔を測量し、アンテナや取り付け部材まで位置を付けた3Dモデルを作成する計画です。鉄骨の影響を受ける磁気コンパスではなく真北を基準にアンテナの方向を把握し、設備のデジタルツインづくりに役立てます。両社は通信設備の点検に加え、精密農業、建設測量、配送ロボット、自動運転などを対象に挙げています。発表はネットワーク展開の計画であり、全候補拠点への設置完了を意味するものではありません。
Point One Navigationについて
Point One Navigationとは、2016年設立の高精度測位企業で、アメリカのサンフランシスコに本社を置きます。創業者のAaron NathanがCEOを務めています。主力はRTK補正網、機器管理用のLocation Cloud、衛星・センサー情報を統合するPositioning Engineです。車両やロボット、農業機械などに位置情報を提供します。自社インフラとソフトウェアを組み合わせ、開発者が精密な位置情報を扱いやすくすることを目指しています。
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