Guesty : 短期賃貸物件管理を自動化する不動産管理プラットフォーム

コロナ状況下で旅行が減少し、Airbnb等、短期賃貸ビジネスは影響を受けていそうです。その短期賃貸を管理するプラットフォームを開発しているGuestyを取り上げます。現状、この業界は総悲観な印象を持っていましたが、Guestyで実施した400を超える短期賃貸プロパティ管理者アンケートからは、意外と楽観的な内容となっており、今後ワクチン等の対策が進めば落ち込んだ市場は大きく回復する期待を抱かせます。
・2020年第1四半期と2019年第1四半期を比較すると、10％以下の減収となったのは5％程度
・大多数（70％）が短期賃貸はホテルよりも回復力があると回答
・4分の1（22％）の回答では、柔軟なキャンセルポリシーを準備することが最も効果的な戦略と回答

■スタートアップ名：Guesty
■サイト：https://www.guesty.com/
■分野：Property Management, SaaS, Software

■ソリューション：不動産管理者や管理会社にエンドツーエンドのソリューションを提供し、短期賃貸の複雑な運用ニーズを簡素化。不動産管理者や管理会社は時間を節約し、ビジネスの成長という最も重要なことに集中が可能

■ポイント：
・短期賃貸の複雑な運用ニーズを簡素化し、自動化するためのエンドツーエンドの不動産管理プラットフォームを開発
・Airbnb、Booking.com、HomeAway、Agoda、TripAdvisorなど複数のオンライン旅行代理店からの物件管理がシームレスに可能
・統一されたインボックス、自動化ツール、24時間365日のゲストコミュニケーションサービス、支払い処理など、ゲスト中心のツール
・ビジネスデータを実用的な洞察力と主要なパフォーマンス指標に変換し、稼働率から賃貸料あたりの収益に至るまで、物件のパフォーマンス分析を行うツールを提供
・カスタムソリューションを提供するためにOpen APIを公開し、既存のHPへ統合可能
・スタートアップ・アクセラレーターであるY Combinatorの卒業生
・長期的には、ワクチン等の対策ができ次第、今まで控えていた旅行需要はリバウンドし、短期賃貸の利用も急回復すると思います。このような時期だからこそ、不動産管理者は、効率的な不動産管理を行えるGuestyのようなツールを活用し、分析し次の手を考えておくことが重要かと思います。